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87.独裁は王がやることではない。

①王がいなくなった後。

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リーダーを貴族の不満によって処刑してしまった。次に政治を行うのはクロムウェルだ。

クロムウェルがイギリスを引っ張るということで市民たちも応援した。こいつらを水平派という。

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そしてクロムウェルは水平派を弾圧した。文字もかけない奴らが政治なんかわかるわけないだろう。愚民は黙ってろということ。

学がない者は何もいう資格はないし、戦えもしない。弾圧されたとしても対抗する手段すら知らない。不満だけ言ってストレス発散して酒飲んで寝ていろ。

②クロムウェルの政治

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クロムウェルはゴリゴリのピューリタン。だからカトリックなんて許せない。カトリックが多いアイルランドに侵攻を開始した。反対する者などいらない。いや喋ることすらできない。

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チャールズ1世の息子たちを捉えるためにスコットランドにもちょっかいをだす。息子たちはフランスへ亡命した。

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クロムウェルの権威はどんどん高まっていく。そしてピューリタンの理想を実現することにした。

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質素倹約が善である。だから娯楽など必要ない。ただひたすらに働いて祈れ。料理など栄養だけあればいい。劇場などもってのほかだ。ダンス、歌、酒、全部禁止。町中が暗くなっていった。反対できる者はもういない。クロムウェルの理想が叶ったのだ。めでたしめでたし。

イギリスの料理がまずいのも、文化が盛り上がっていないのも、クロムウェルの時代に一回リセットされているからだ。

②クロムウェルが死んだ後。

クロムウェルもクロムウェルの息子も死んで、貴族たちは思った。

貴族「王がいた方がいいんじゃない?戻ってきてもらおう。」

なんと都合がいいことで。翻弄されるステュアート家。

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フランスへ亡命してルイ14世に保護してもらっていたチャールズ1世の息子たちが戻ってくる・・・。


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