73.フランス絶対王政
①ユグノー戦争の後。
無事フランス王になったアンリ4世。しかしアンリ4世に不幸が起こる。
アンリ4世はユグノーとカトリックに改宗したために急進派カトリックに暗殺されてしまったのだ。これから新しいフランスを築くという時になんと愚かなことを。
②ブルボン家の跡取り。
アンリ4世の息子はルイ13世。まあ政治に興味がない。補佐する人間がいる。
宰相だ。ナンバー2。
宰相の名前はリシュリュー。怖い顔している。
リシュリューはブルボン家に力を集中させるために地方の支配構造を変革した。
地方は貴族が別々に治めており、ブルボン家の影響力はパリの周りだけ。
貴族たちには名誉はそのままに地方長官を派遣し、全国の統治を行なった。
次。中央の権力をブルボン家に集中させる。まず立法。三部会があり、それぞれの身分が一票ずつ持っていた。これを解散させ、もう開くことはしらばくなかった。さよなら議会のみなさん。
次は司法。高等法院という。貴族たちが担っていた。高等法院は議会が解散されたことを知って、抵抗を激しくする。
高等法院「司法をブルボン家に渡すなどフランスがどうなるかわからん。」
抵抗の甲斐あってか、ルイ13世とリシュリューが同じ年に亡くなった。次の後継者がすぐにフランス王の玉座に座る。しかしまだ子供だったために再び宰相がつく。ルイ14世が大人になるまで。
③ルイ14世現る。
宰相の名はマザラン。リシュリューよりも舐められる。若いし。貴族たちは反乱を企て、マザランの家に石を投げたりして抵抗を激しくした。これをフロンドの乱という。フロンドは投石機という意味。
しかし数年のうちにマザランはこの反乱を鎮圧。完全に高等法院を黙らせた。高等法院のメンバーは全員クビ。全てブルボン家の息のかかった人物たちに入れ替わった。
国を統治するための司法行政立法が揃った。
これを絶対王政というのだ。全国へ指示が行き渡り、司法行政立法を掌握する。まああとは常備軍があること。
絶対王政が完成する頃にはルイ14世も大人になっていた。親政が始まる。
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