46.ギルドの話。
①都市のでき方。
ある晴れた日。
一人の農民が余ったりんごを道の端で売り始めた。
農民「安いよ!安いよ!うまいよ!うまいよ!」
農民はりんごを売り切って領主の村へ帰っていった。
次第にその道に農民が集まり始めた。
農民「ここは人々の往来が激しい。わしもここで売ってみよう!」
農民「わしは家畜を売ってみよう!」
農民「わしは野菜を売ってみよう!」
こうして人々の集まり、都市ができた。
②都市の守り方。
領主「最近、わしの村の農民が減っているな・・・。」
従者「都市に集まっているらしいですよ。」
領主「なにっ。都市から税金をとれ!」
・・・。
王「領主の土地から税をとれぬから困っておった。村々の隙間にできた都市は守ってやるから税をよこせ。特許状を渡しておく。」
・・・。
領主「都市よ!今からここはわしのものじゃ!」
都市「領主よ。ここは王の土地である。かかってこい!」
領主「・・・。帰る。」
こうして都市の治安は維持された。しかし、王はまだまだ弱かったから都市は次第に自分で身を守り始めた。
③都市の統治のされ方。
都市の中の統治は東方貿易で稼いだ商人たち。
商人ギルドが政治や安全保障を行う。
その下に靴屋のギルド。漁師のギルド。肉屋のギルドなど様々の手工業たちのギルドが存在している。
同職ギルドは政治に参加できない。
たまに同職ギルドが参政権を求めてデモ運動をすることがあって
ツンフト闘争という。
ギルドはドイツ語でツンフト。アメリカでクラフトという。
次回はギルドの中身についてやる。
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