95.アメリカ独立戦争
①争いのタネ=お茶
イギリス人大好きお茶。戦場でもお茶を飲むイギリス人。それもこれも水が汚くて飲めない。果汁か牛乳か酒くらいなもんで。そこへお茶が入ってきたために殺菌できるし、目が覚めるし最高な飲み物で流行した。
ポルトガルの娘がイギリスに嫁ぐときに持ってきたのがお茶だった。このお茶を巡ってアメリカ植民地と揉める。
ちなみコーヒーは大陸に広まった。
十字軍のときにイスラムの兵が置いていったことからヨーロッパに広まった。
②争いのタネ=砂糖
砂糖も貿易の商品としてニーズが高い。
初めは東南アジアなどの暖かい場所にしか栽培されないのでわざわざ船に積み込んで香辛料のようにアジアから持ってきていた。
大航海時代になるとスペイン人が南アメリカに持ち込み砂糖の栽培が開始された。
③イギリス商人とアメリカ商人がぶつかる
まず砂糖。東インド会社にアジアの貿易独占権を渡していたのでイギリス国内でアジアにいって商売することはできなかった。東インド会社はアジアからお茶や砂糖を持ってアメリカへ売りに行く。
すると、アメリカで砂糖が先に売られている。なんとアメリカ商人が南アメリカから仕入れているではないか。これではイギリス本国の儲けにならんではないか。ということで、
砂糖法を制定し、イギリス商人以外の砂糖取引は密貿易として取り締まることが決定した。
不満を溜め込むアメリカ人。
少し反抗する。
イギリスはアメリカに対して先のフレンチインディアン戦争の戦費を代わりに払わせようと、印紙法を制定。印紙=スタンプ。公的な文書に必要な切ってみたなもので、現在も役所に行くと印紙を買うことがある。大学でも成績証明書が必要な時に金がかかるといった具合に。
アメリカのヴァージニア議会は当然反発し、こう言った。
「アメリカとして代表者が法律を作るならまだしも、なんの関係もないイギリスが勝手にアメリカに法律を作るな。」
これが代表なくして課税なし。
イギリスはまだやめない。茶法。イギリスはアメリカに関税なしでとても安い価格でお茶を輸出できるようになった。アメリカ商人が扱えるお茶ではえ段に対応できない。
次々に課税されるアメリカ。こうして追い詰められたアメリカは独立を決意するのであった。
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