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玄米って身体にいいの?悪いの?


玄米と言えば、

ナチュラル・オーガニック志向の人は

好んで食べているかもしれません。


玄米は、白米と比較して、

ビタミンやミネラル、食物繊維

が豊富に含まれています。


もともと身体の状態が良好な人が

健康増進のために玄米を食べることは

問題ありません。


しかし、

タンパク不足・消化酵素不足など、

消化力の弱い人が

玄米食を食べると、

消化不良を起こし

せっかくの栄養もしっかり吸収されず、

胃腸に負担をかけ、

健康のために始めた玄米食が

かえって健康を損なっている

可能性もあります。



お米は、下記のような構造をしています。


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糠・胚芽を含めたまるごとの状態が「玄米」

糠・胚芽を除き、精製した状態が「白米」

です。



糠の部分には、食物繊維・フィチンが

豊富に含まれています。

しかし、

食物繊維は難消化性であり

フィチンはミネラルをキレート(体外へ排出)する作用

をもちます。



一方、

胚芽の部分には、ミネラルやビタミンが

豊富に含まれています。

お米の栄養成分の大部分は

この胚芽にあります。



糠が取り除かれ、胚芽+胚乳(白米)の状態が「分づき米」

と呼ばれるお米です。


玄米のいいとこどりをしたようなお米です。




玄米食が合わない方や、

初めて挑戦する方には、

 ”分づき米"  をオススメします^^




ちなみに、余談ですが、

人類の長い歴史の中で、

玄米を食べていた時代はないそうです。

栄養や食事の勉強をしていると、

昔の人が大切にしてきた文化・食生活が

いかに理想的なものであるかを

実感させられます。

長年培われてきた経験・知恵って

侮れないなぁと思います。


食や栄養の情報にまみれて

分からなくなったときは、

昔ながらの和食をお手本にすると、

難しく考えなくても、バランスのとれた食事

になったりしますよ♡

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