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腸の炎症を起こす「カンジダ」と「SIBO」に注意!
腸内に炎症があると、その炎症を改善させないことには、腸内環境は整いません。
腸内の炎症を起こす原因は、主に下記の2つがあります。
①カンジダ
②SIBO(Small Intestinal Bacterial Overgrowth 小腸内細菌異常増殖症)
1つ目のカンジダは、常在菌であり、健康な人の身体にも存在します。ただし、風邪や疲労、ストレス、食生活などにより免疫力が低下した際に、増殖し、悪影響を及ぼします。
糖分や鉄分を摂取しても、それがカンジダのエサとなり増殖し、身体に必要な栄養素が届かなくなります。また、菌糸という根を伸ばして、腸粘膜に侵入し、リーキーガット(腸漏れ)を引き起こします。
リーキーガットとは、本来体内に入るべきでない不要なものが腸を通して体内に侵入してしまう現象のことです。
これにより、様々な物質が腸粘膜を通過して体内に侵入し、それが炎症の元となります。
2つ目のSIBOは、本来大腸にいるはずの腸内細菌が、小腸内で増殖した状態で、強い腹部膨満感や便秘、倦怠感などの症状を引き起こします。
胃酸不足や腸の蠕動運動の低下、腸内細菌のバランスの乱れなどにより生じます。低血糖がある人や胃薬や抗生剤を内服している人、運動不足の人、糖質過多の人などは注意が必要です。
SIBOの人が、発酵食品や食物繊維、乳酸菌などを摂取すると、小腸内での細菌の増殖を促進させ、症状が悪化してしまう原因になります。そのため、SIBOの人は、それらの食品は控えて低FODMAP食という食事法を取り入れることが望ましいです。
このように、人によって合う食べ物、合わない食べ物は異なります。また、同じ人であっても、その時々の身体の状態によっても変わります。
万人に共通の栄養療法はありません。
そのため、日々自分の体調と向き合いながら、ベストな方法を見つけられるといいですね☺
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