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【銀行業務検定 外国為替3級】金融マンではない私が勉強して役に立った事

商社に勤めていた時に取得しました。
その時の勉強方法、役に立った事をお伝えします。


勉強期間

勉強期間はおよそ2ヶ月です。

当時残業が100時間程あり、平日は寝る前に30分テキストを読むくらいしか出来ず。
休日は残業の疲れから、試験1ヶ月前までは無勉、残り1ヶ月になって1-2時間やるペースでした。

まとまった時間が取れる人は、1ヶ月でも可能だと思います。

金融マンのブログで2週間で一発合格!というようなものもありますが、金融マンでない方が取得する場合は、暗記事項が多いので1ヶ月見ておくのが無難です。

勉強方法

公式のテキストと問題解説集を使用しました。

テキストを熟読し、問題解説集を解きます。
間違えたものはテキストを復習し、理解を深めます。

問題解説集は2〜3周しました。
自信のある問題は、2周目以降は飛ばしていきます。

合格基準は6割ですが、この勉強内容で本番では8割くらいでした。

テキストですが、何年何月受験用と毎年新しいものが出版されています。
外為法は改正が多いので、最新版を購入する事をおすすめします。

全国の金融マンが受験する資格なので、メルカリにも出品が結構されています。
古本で大丈夫という方は、メルカリで費用を抑えつつ最新版を買えるかもしれません。


役に立った事

為替予約、予約残高管理

為替予約への理解度が一気に高まりました。

銀行業務検定なので、銀行視点で為替について体系的に学ぶ事ができます。

私は商社の社員として、銀行に為替予約を掛けていましたが、業務を引き受けた当初は社内ルールと銀行のルールの区別がついていませんでした。
それがこの資格を学習したことで、ルールの区別が明確になりました。

為替予約を担当している人には、間違いなくプラスになります。

営業担当者からの相談対応

特に営業担当からの相談に知識を活用出来ました。

現在、日米の金利差によって為替予約は先の期日である程、円高のレートを取得できます。
ベテラン商社マンでも、これを知らない人が意外と多かったです。

例えばドル仕入れ円売りの商談で、以下のような相談がありました。

「為替レートが何円以上になるとマージンがやばいんだけど…」

「今日のTTSレートがXXX円だから、今日予約を入れた場合、2か月後のドル送金にはこれより円高のレートが取れますよ」

このようにアドバイスする事が出来ました。

正直言うと、外国為替3級学習前は銀行に為替予約を入れるだけのマシーン状態でした。

ですが体系的な知識を得る事で、為替に関して社内ルール、銀行ルールを区別してアドバイスが出来るようになったと実感しました。


まとめ

銀行員向けの資格なので、受験者も金融関係が大半です。

私は為替予約業務で直接的に資格の知識を活用できましたが、金融マンでない方でも、仕事に為替が関わってくる人には学習する価値がある資格です。

特に、貿易取引で為替レートを加味して利益計算、値決めを行う業務に関わる方には、かなり役立つ知識が得られます。

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