見出し画像

STC Legal Expert(2024年)受験結果と学習フロー

準Legal Expertで合格でした。無念。

法令編の学習方法は大体掴めたので、再挑戦は貨物・技術編も含めたExpertで受験しようと思っていますが、暫く時間を置く事にします。

あと数点加点するのに何が必要だったのか。
再挑戦に備え、分析をしました。

また、Legal Expert初学者の方は、何から手を付けたら良いか困っていると思います。
私の学習フローを赤裸々に書きました。
試行錯誤の末に生み出した我流です。
これから挑む人は、攻略の糸口にしてください。

合格者の成功体験ではありません。
準合格者の泥臭い学習記録と敗因分析です。


※追記
Expert試験は演習問題集で勉強した人を嘲笑うような重箱の隅をつつく問題が出題される傾向があります。
演習問題集が役に立たないであろう事は予想した上で行った試験対策を詳細に書いています。
悩みましたが、重要な部分は有料公開にしました。


試験を終えて

Expert用の公式テキストが無く、演習問題集しかありません。
学習方法を確立するまで苦戦しました。

さらに、Advancedから学習範囲が広範囲かつ細かくなっています。
参照するのは経産省の通達類です。
問題の根拠を理解する為に、通達原文を読まなければなりません。
他のメジャーな資格は見やすいテキストであるのに比べて、通達を読むのは苦痛な作業です。

CISTECには、経産省の通達原文やQ&Aを把握させたい意図があるのかもしれません。
ですが、ここまで勉強がやり辛い試験は初めてでした。

学習期間

2024年1月のAdvanced試験終了後、2月に開始しました。
期間は2.5カ月です。
Advanced対策は12月からやっていたので通算すれば、4.5ヶ月になります。

Expert勉強時間は計測していませんが、およそ150-200時間くらいだと思います。
それだけやって準Legal Expertかと思われるかもしれませんが、一つ原因があります。

学習の要領が掴めず、最初の一か月(50-60時間くらい)は完全な迷子状態。効果的な勉強ができていませんでした。
この一か月を乗り越えるのが一番きつかったです。
やってもやっても手応えを感じない日々。
過去問を解いても間違えまくるので、合格ラインの21点は遥か遠くに見えました。

よほど要領の良い人でなければ、最初の1ヵ月は手応えが無いのが普通だと思います。
ここで挫折せず、一か月以上継続するのが第一関門です。

使用教材

①過去問

過去問が学習のメインです。
過去5年分を使用しました。


②演習問題集(法令編)

過去問のサブ的な立ち位置です。
解いてみると分かりますが、昨今の試験問題とは出題ポイントが微妙にズレています。
なので、この演習問題集を極めても得点力アップには繋がり辛いです。
外為法知識の定着化、基礎力アップ目的で使います。

Legal Expert以上を受験される方は基本持っていると思いますが、処分してしまった方はAdvanced公式テキストの最新版があると良いです。
2024年から穴埋め問題も数問出題があり、条文の確認に使用します。


③CISTECジャーナルに掲載の過去問解説

CISTECジャーナルには、定期的にExpert法令編の解説が載ります。
会社が購読していたので、私はCISTECジャーナルから解説を確認しました。
ちなみに、WEB版を契約すると過去のバックナンバーも全て閲覧できます。古い冊子は既に破棄されていたので、WEB版に切り替えてもらって確認しました。

過去問解説は有料でも販売されています。

CISTEC HPに公開されている過去問は、正答のみで解説が載っていません。
解説を読むために、CISTECジャーナル又は有料の過去問解説があると良いです。

コストを掛けずに見れる方法がないか考えてみましたが、国会図書館に所蔵されているみたいです。


④経産省の通達類

https://www.meti.go.jp/policy/anpo/law00.html

過去問・演習問題集の根拠確認に使います。
また、出題を予測しての暗記にも使用していました。

⑤経産省Q&A

ここから先は

5,406字 / 8画像

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?