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すてきな曲がかけた日に

新年一冊目は私の大好きな映画、魔女の宅急便の「元気になれそう」
この本を買って数年経つけど、年々内容がわかるようになってきた気がする。
初めて読んだ時は、何のことかあんまりわからないまま読み終えちゃったけど、今年久しぶりに読んでみたら、宮崎駿監督がこの本で伝えたかったこと、キキの心の中の、それも奥底の想いがわかった気がする。

というか自分と重ね合わせて、新年早々心がふわっと軽くなった。

魔女の宅急便、もう何回観たのかわからないなぁ。
となりのトトロと千と千尋と魔女の宅急便を観ながら育った私と弟。
大人になるにつれて宮崎駿監督が伝えたいことがわかってきた気がしてて、大人になるにつれてキキを自分と重ね合わせるようになってる。

キキが映画でみせる表情、行動全てが自分と重なるからなぁ。

屋根裏部屋の天窓に かがやく白いシリウスの
よこでふるえる 消えそうな小さな星が
わたしの星 わたしだけのひみつのねがい あの星だけが知っている
少しずつ 少しずつ 小枝を集めてホーキをつくろう
まだまだとべないホーキだけれど
いつか みんなの心をふるわせる すてきな曲がかけた日に 
いつか みんなの心を熱くする 楽しい曲がかけた日に
ホーキにのって この町の空たかく かけのぼり
わたしの星に会いにいこう

詩/ 宮崎駿:元気になれそう

海ってステキ 波って いつまで見ててもあきないわ
はだしで渚までいったら 砂が流れて くすぐったいの
うっかりしてスカートまで グショヌレになっちゃった
気持ちいいわ なんかワクワクしてきて わたし 元気になれそう

詩/ 宮崎駿:元気になれそう

読めば読むほど奥深い、文章ってすてき。

私もキキのように知らない世界に飛び出すんだ、2024
しんどくなったらこの本と映画の世界に戻ってこようと思うよ。

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