![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130674403/rectangle_large_type_2_c03bc0c84f0cb329b29b3dc090220733.png?width=800)
父は花嫁から1番遠い席に座る
花嫁の父って、花嫁から1番遠い席に座るん?
何のCMを見たのか、ぴかが急に言い出した。お前、自分の結婚式思い出せよ…と思いながら、わたしは「そうだよー」と答えた。全く、無知な男である。
「それなら、俺、フォルテッシモ(架空の娘の名前)の隣に座ろ〜!」と呑気に言っていた。でも、それってアリじゃない?と思ってしまったりした。
実家にずっと住んでいたわたしは、結婚と同時に家を出た。つまり、母や父はわたしとずーっと一緒に生活していて、結婚と同時に家から娘はいなくなった。それなのに、結婚式は1番端っこにちょんと座っていた父や母に、少し申し訳ない気がした。
ずっと育ててもらって、ずっと一緒にいた。なのに、ある日急に今日から俺が!!と見知らぬパートナーと生活を始める娘。最後の別れというか、最初の誓いというか、感謝を伝えるのか決意を伝えるのかいろいろな結婚式で1番遠くに親族席があるのは、少し寂しい気もする。もちろん、席の意味は分かっているが、それでもやっぱりぴかのアホな発言は少しいいかもと思った。
まだ存在せぬフォルテッシモへ
あなたの父(仮)は、あなたの隣に座りたいそうです。結婚式挙げて、その際は是非とも隣に座らせてあげてください。
あなたの母(仮)より
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?