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家の環境を整えよう!🏠
今回はデイサービス→訪問リハへ移行し、自宅内の環境設定を行なった症例をご紹介したいと思います。
(掲載の許可をいただき、ありがとうございます。)
この方の情報としては
・元々ADL自立レベル
・独居
・既往に膝OAあり
・デイサービスや機能訓練など週4回(車で送迎)
・屋内シルバーカー及び伝い歩き、屋外T字杖使用
・玄関や居間に上り框や部屋間の段差あり
・敷地内〜玄関に階段あり
御蔵は坂道や階段が多く、車で送迎して通われる方が半分くらいいらっしゃいます。
この方も同様に車で通われていましたが、突然の膝の痛みに襲われ、歩くのもままならないとのこと。
近所の方や社協職員の手でなんとか受診しましたが、「家で生活ができない!困った!」と連絡がありました。
とにかく膝が痛くて平地の歩行はシルバーカーや杖でなんとかできても、段差の昇降ができないとのこと。
そのためベッドやトイレ、台所への移動も難しくなってしまいました。
親戚の方々の協力もあって居間にベッドを移動していただき、トイレは社協からポータブルトイレを運び入れました。
食事は周りの方々が心配して差し入れてくれたり、親戚の方の協力もありなんとかなりそうとのこと。
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ご本人のこだわりもあり、相談しながら出来上がったベッド周辺がこちら。
ベッドは自身が使い慣れているものをそのままなので、たっちあっぷなど手すりが欲しいなと思っていましたが、すぐには手元になく…
重たく簡単には動かない引き出しで代用しました。
また、手の届くところにおむつパットや着替え、ゴミ箱を用意し、ベッド周りで事足りるように配置しました。
本人からも気に入っていただけたようで、痛いながらも転ばず安全に生活できているようです。
また、車椅子を使用しても階段が急でスロープなどの設置ができず、デイサービスに通うことは難しいため、この頃から訪問リハを行っています。現在は少しずつ回復してきています!
元のADLに戻れるようリハビリや機能訓練を続けつつ、安全に生活が送れるようサポートしていきたいと思います。
御蔵島社会福祉協議会 宮本
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