見出し画像

Case2:慢性腰痛,(肩関節周囲炎)


⚫︎Case2

•高齢者女性
•慢性的な腰痛でリハビリ要望があった方
•今年の冬に肩関節周囲炎になった方→経過良好

◎腰痛要因
腹部筋力低下
下肢柔軟性低下
腰椎可動性低下

◎治療内容
腰部リラクゼーション(筋肉をほぐす)
腰椎モビライゼーション(関節を動かす)
腹部筋力トレーニング(筋肉を鍛える)

◎自主トレーニング

グループのHWチームさんが作ってくださったものを活用しています!
いつも助かっています!

◎コメント
この方は、自主トレに熱心に取り組まれてくださった方で、この3ヶ月で体幹屈曲はMMT2レベルが3レベルに改善し、FFD(立った状態の長座体前屈のイメージです)も大きな改善がみられました!

初回のFFDの様子です。
最初は床に手がとどきませんでした、、
約3ヶ月後のFFDの様子
今は手のひらがつきそうな勢いで柔らかくなっています!!


腹部の筋力がつき、下肢の柔軟性が向上した影響か、伴って腰痛も軽減しており、今は痛くない日もあるそうです🙌
ただ、この方は畑や釣りなど、さまざまな趣味をお持ちなので、やはり動きすぎた時は腰が痛くなる時はあるそうです。
そんな時は夜ストレッチをするなど、日々の自己管理もしっかりしてくださっているようです^^

◎最後に
自主トレーニングが、リハビリの中で最も重要な要素だと私は思います。
理学療法士が関われる時間は1日のうちの数十分、さらに1週間に1回程度では、よほど凄腕のセラピストでないと改善していくのは難しいでしょう。
そんな中、今回の方のように伝えたことを素直に受け入れてくれて、自主トレーニングに励み、習慣を変えていったことが今回の結果につながったのだと思います。

ということで、本当に素晴らしいですっ👏
これからも健康な身体維持のためにお手伝いさせていただきますのでよろしくお願いします!

◎おまけ
私が来る前からこの方は、毎週火曜日の転倒骨折予防教室の際に、肩関節周囲炎のためプーリー運動を行っていたそうです。
おかげさまで現在肩の調子は良いみたいですね^^
ただやはり健側と比べると動きに拙劣さがあることと、肩こりの症状も強いみたいなので、こちらもフォローしていきたいと思います!

青ヶ島にもプーリーがありました!!

青ヶ島村地域包括支援センター 理学療法士 石川蒼馬

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?