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雨漏りかと思ったらエアコンから水漏れしてた話

noteを作ってはや2年。
海外ドラマの感想を書こうにも、ライブの感想を書こうにも、おすすめ作品を書こうにも、気づくと自分語りが多くなる私のテキスト。
さらには誰目線なのか分からないコラム口調。

noteの1ページ目(最初の投稿)って、そもそも何を書いたら良いんだろうか。考えた挙句、この夏一番の(今の所)どうでもいい些細な日常の驚きから書いてみることに決めた。というわけで、一番最初の投稿に相応しい、つい先日起きた家のエアコンの話がしたい。

雨か雨漏りか

7月も終わりに差し掛ると、むしろこれからが本番と言わんばかりに、ひたすらに殺人的な蒸し暑さが私たちを包む。朝日が昇ってしばらくすれば、朝方なのにもう暑い。雨とは無縁の日々が続いた。

そんなある日の朝、雨が滴たり落ちる強めの音が聞こえてきた。「ポタッ……!ポタッ………!」

(あーはいはい、これ聞いたことある…多分、雨だ。うちは三角屋根じゃないからね、強めの雨降ると結構ボタッ!って感じの音が響くんだよね。もしくはベランダに雨がつたって落ちる音かな…)

ただ、本当は言い聞かせてるだけで「外から聞こえる音じゃない」という考えたくない不安がよぎりながら、まずは寝ぼけ眼にベランダを見た。

雨が降っていない!!!まさか雨漏り!?

と天井を見上げてもシミひとつない。そもそも割と新しい、新築5年くらいの家だ。雨漏りするには早すぎる。水の音が何故するのか、よく分からなかった。

そして目線を下ろし部屋の床を見ると、床がめちゃくちゃ濡れていることに気づいた。そこには小さな水溜まりができていた。

もう一度を上を見た。そこにはエアコンがある。よく見るとエアコンの送風部の端から水が垂れていた。

エアコンから滴る雫

エアコンってなんか水とか含んでるだっけ?加湿器みたいな?

あまりにもエアコンに無知すぎた私。エアコンから水が出る原理が意味不明だった。とはいえ、まずは水を拭かねば。

とりあえず水溜まりの床を拭き、同時に「雨漏りの時にやりそうなやつ」が脳内再生され、応急処置として使ってない記念品コップで落ちてくる水を受け止めた。念のためにキッチンペーパーも敷いた。これで一安心だ。

しかし、何故エアコンから水が出るのだろう…。

2年越しのエアコン

入居して2年。初めてエアコンの中を見た。フィルターは埃だらけ、送風部もなんか黒っぽい。カビだろうか。こまめな掃除って大切なんだな。あまり詳しく見るのはやめて、そう思った。

そして、理由を探るべく、検索した。

検索「エアコン 水が出る」

家電量販店nojimaのサイトがヒットした。

エアコンから水が出る人はこちら

言っておくが、私はnojimaで商品は買ったことはない。なんならヨドバシ派なのでヨドバシの会員カードはゴールドカードだ。もしかしたら、そもそも会員カードは全員ゴールドだったかもしれない。何のステマでもないが、一応見たnojimaのサイトを貼っておくので、同じ現象でお悩みの方は参考までに。

考えられる原因は2つ

このnojimaのサイトの助言から考察するに要因は2つだった。

1.ドレンホースが何らかの理由でつまり正常に水が排出できていない
2.ただ、エアコンが汚いせい

早速、ベランダにある室外機のホースを見てみた。どうやら正常に水が出ているようだった。折れ曲がってもないし、詰まってるようにも見えない。というかそもそも詰まってるかどうかなんてどうやって見ればいいんだ。

そしてこの時、初めて知ったのだが、エアコンは常に結露を起こしてるということだ。だからあのホースで結露の水が排出されるわけだ。小学生の頃、本気で地球温暖化を止めたいと思ってたが(本当)、こんな知識もなく大人になってしまった。ごめんな、あの頃の自分。

さて、薄々思ってたことだが、水が滴る原因は、

2.ただ、エアコンが汚いせい

と、悟った。しかし、朝起きて早々にエアコン掃除をする気にもなれず、とりあえず応急処置コップでその日を乗り切ることにした。

結露(ん)は急ぐな

1日とりあえず様子を見つつ、普段26度にしてる設定温度をしばらく28度にした。室内を急激に冷やすのは避けた方が良いと思ったからだ。というのも、その滴る日の就寝前の夜、タイマー設定で2時間後にエアコンが切れるようにしていた。しかし切れるのが早かったせいか、朝起きる頃には猛烈に室内が暑く、体も汗ばんでいた。ベランダから朝日が差し込む間取りなのもあり、とにかく暑かった。そこから急に26度で冷やしたせいで結露がいつもよりすごいことになり水が滴ったのかもしれない…と、合ってるかも解らない持論を展開した。誰に披露するわけでもないこの持論を、私は江戸川コナンさながらに「いや待てよ…そういうことか…!分かったぞ…!」と閃いたことに、少しテンションが上がった。

こうして28度を保ち続けた日中、やはり普段より暑さは感じたものの涼む工夫をしながらなんとか我慢した。夜になると幾分、水が滴る速度が緩やかになった。緩やかになったと何故分かるのかというと、音だ。コップに落ちる音が教えてくれた。これはいける!そう確信した。コップを見ると水は1/3は溜まっていた。

やっぱりこの持論、合ってるか解らないが、功を奏したかもしれない。

エアコンの現在

翌朝、コップは水が2/3まで溜まっていた。エアコンを見ると、もうほぼ水が滴る気配はなかった。安心した。しかし、念の為コップは置いたままにした。

滴らなくなってから5日は置いたままだったかもしれない。途中からは完全に片付けるのが面倒に思えてきたからに過ぎないが、ようやく片付けた時にはなんだか誇らしかった。コップがやけに一仕事終えた雰囲気を醸し出していた。

突然の出来事にも焦らない我々(私とコップ)はbuddyの様だった。コップを洗った時、心から安堵した。

しかし、戦いはこれからだ。

この夏、きっと、私はエアコンのフィルターを掃除する。目を背けず、逃げずに。あのファーのような埃に対峙する日は、そう遠くない。


(完)






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