狐の行列 王子に狐が大集合
2023年大晦日に、4年ぶりに行われた「狐の行列」という行事をみてまいりました。
ちょうど当日の朝刊でこの行事のことが載っていて、まえから行ってみたいと思っていたので「今日行こう!」と決めました。
これは歌川広重の浮世絵の言い伝えをもとに、装束稲荷のまわりの商店街で、数十年前から続けてきた大晦日の行事です。
さてその装束稲荷のふだんの景色はこちらです
2023年大晦日の23時半に行ってみたところ・・・
もうすごい人出であります。
行列は23時59分にカウントダウンがあり、24時出発します。カウントダウンを一緒にやりたい人は神社の前に残っていましたが、ほとんどの人が行列を見ようと大通りで待ち構えていました。
行列は先頭に王子狐ばやしがあり横笛とたいこのおとがしてきます。その後ろに狐の大面、先達、神狐、会長、世話役、大行燈、彫狐、宝珠の稚児と御駕籠衆、こぎつね衆、正装きつね衆、大のぼり、王子狐ばやし、大行燈という順に続きます。総勢108名の構成です。そのあとに一般参加者の108名が続きます。
実は行列は全くみえませんでした。残念です。
なのでここでこの写真をとったら、この行列が向かうゴールである王子稲荷神社に先回りして向かいました
ここでかがり火のパチパチという火がはぜる音をききながら待つこと40分くらいだったでしょうか。一行がやってきました。鳥居をくぐり階段をのぼりお参りに行かれる様子を見守りました。
このお参りの場所の昼間の様子をご紹介します
現在の社殿は文政5年に11代将軍家斎が新規再建されたものです。昭和20年の空襲で本殿などは焼失し、社殿は創建時のまま残りました。本殿は再建されています。
2月午の日(10時00分-18時00分)、凧市が開催されます。境内に凧屋が店を出し、神社から授与される「火防けの凧守」を求める人々で賑わいます。
最初にご紹介した新聞を読みますと、
この伝承行事は1993年に始まったのだといいます。事前申し込みで一般参加も受け付けているが、狐顔メークは「王子風」に統一しているのだとか。顔全体を白く塗り、額から鼻にかけてオレンジの線を描き狐の毛並みを再現。目尻の2本線と3本ひげで狐らしくなります。2020年末からのコロナウイルスで3年連続中止になり今回は4年ぶりとあってますますの賑わいだったのではないでしょうか。
また王子には、2024年一万円の顔となる渋沢栄一が晩年住まいとした家があり、区役所などにその垂れ幕などがかかっています。
どの町にもあるこういった文化継承を大事にしながら古きも新しきも息づく活気ある街づくりはいいなあと感じています。
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