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美術検定4級合格をめざします!㉜Johannes Vermeer

㉜ヨハネス・フェルメール1632-1675

【バロック】オランダ
◆残された作品は30数点あまり
◆最初は宗教画や歴史画を描いていた
◆やがて比較的裕福で文化的水準の高い市民の日常生活を描く
◆オランダの水の都デルフトに生まれる
◆宗教画でもなく、注文主自身の肖像画でもない、特に目的のない絵を描いても売れるシステムが17世紀のオランダ社会ではできていた
◆左側に描かれた窓から光が差し込むという表現が特徴
◆カーテンで絵画空間と鑑賞者とを仕切る手法(ルプソワール)(カーテンはラファエロなどが描き始めたモチーフ)

「地理学者」

フランクフルト、シュテーデル美術研究所

1632-1675

◆当時オランダの成功を支えたのは操船技術や地理学、天文学などの自然科学だった。そんな状況を反映するかのような作品
◆日本の着物のような衣服
◆棚の上に載っている地球儀は1618年にホンディウスによって作られたもの

「手紙を読む青衣の女」

アムステルダム、国立美術館

1663-64

◆当時小国ながらも商業大国となるオランダでは取引のための手紙の活用が増え識字率が向上していく。手紙ブームがおこった
◆「手紙と女性」を主題とした作品を何枚も描いている
◆それまでは王侯貴族や修道士の素養だった読み書きが一般の女性にも広くいきわたっていたことがわかる

「画家のアトリエ(絵画芸術の称賛)」

ウィーン、オーストリア美術史美術館

1666-67

◆女性の頭には月桂冠、手にはラッパと書物
◆壁に古いオランダ(ネーデルラント)の地図 インテリアとして飾るのがはやっていた
◆女性は「絵画」か「歴史」の擬人像という説もある


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