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ハロー効果に惑わされない「おもしれー女」

こんばんは。
漫画アプリの徘徊を日課にしています。はるちんです。

子どもたちが寝静まったころに帰宅する主人は、夕食時に500mlの発泡酒を飲むのが日課です。今夜は飲みきれずに寝てしまったので、半分以上残っている気の抜けた発泡酒を片手に書いています。美味しいうちに飲みきってくれ。

さて、今夜はハロー効果に惑わされない「おもしれー女」についてダラダラと書いていきますよ。

ハロー効果とは?

名前は知らずとも、誰でも一度は経験があると思われるハロー効果

誰かや何かを評価するときに「目立つ印象」が、そのほかの印象や評価に影響してしまうというもののことです。

CMでタレントを起用するイメージ戦略なんかも、こうしたハロー効果を活用しています。

「爽やかでイケメン」という印象が強いと、
勉強もできるだろうし、
スポーツもできそう!
信用できるし、しかも優しい!
みたいな感じで、認知バイアスがバグることがハロー効果と言えます。
こういう印象を持たれていた方が何か悪いことをしたときに「あの人がそんなことするわけない!」という擁護を受けやすいのもいい例ですね。

一方、「身だしなみが整っていない、不潔」という印象か強いと、それだけで
なんだか暗そう……
仕事ができない、信用できない……
というマイナス方面での印象に引っ張られてしまうことも。
こういった方が何か悪いことをしたとき「あの人は前から何かするんじゃないかと思っていたんですよ」と言いたい放題言われてしまうのも聞いたことがあります。

後輩指導や人事などを経験されている方はきっと既にご存知かと思いますが、
ハロー効果に惑わされない正しい評価をすることって、実はなかなか難しい。

マイナス方面でのハロー効果に惑わされてしまうと、その人がどんなに素晴らしいことをしていても「実は違う人の実績を奪ったのではないか?」と疑ってしまうケースもあるでしょう。

評価する側の立場においては、第一印象に惑わされない公平な評価が必要です。

マーケティング戦略においては逆に、「顧客に対していかにいい印象、インパクトを与えるか」が大切になります。
同じ効果を活用するか排除するか、置かれている立場によって悪にも善にもなる心理学。こうして少し考えているだけでも、やっぱり心理学っておもしれーなーとニヤニヤします。

「おもしれー女」とは

さてここで、「おもしれー女」について考えていきます。

少女漫画の王道展開でもある「みんなにチヤホヤされているイケメンが、何の取り柄もない私にだけ、何故かちょっかいをかけてくる!いい加減にしてよ!あんたの本性は知ってるんだからね!」というヒロイン。

お相手になるイケメンを取り巻くモブの女の子たちは、ハロー効果によって「王子様像」をつくりあげていますよね。なんなら何故かファンクラブとかもあったりして。
多少、イケメンが舌打ちや毒舌を吐いたところで「聞き間違いだよ!あの人がそんな酷いこと言うわけないもん!」という教科書どおりの反応をします。

そこで登場する「おもしれー女」ヒロインは、
「ちょっと顔がよくてチヤホヤされてるからって何しても許される訳じゃない」とイケメンを一喝。
そこでイケメンがニヤリとつぶやく「なんだあいつ…おもしれー女…」という王道の第一話、読んだことがありませんか?

ここからイケメンが「俺を俺として見てくれるのはお前だけなんだよ……」とちょっと弱音を吐いて最終的にはハッピーエンドみたいな。しかも何故か生徒会とかに入らされるみたいな。

わかりきっている展開だけれど、定期的に流行りますし、私もなんだかんだ読んでしまいます。

この「おもしれー女」。

ハロー効果にまったく惑わされず、「その人がその時にとっている言動をそのまま評価」することでモブから「おもしれー女」に昇格しているんですよね。

先日書いた『エスカレーター効果』を利用した「王子様〜♡とチヤホヤしていたの女の子が、爽やかイケメンが一瞬見せた悪い顔が妙に頭にチラついて気になって仕方ない!」バージョンも読んだことがあります。

脳を騙すのは理屈さえ掴めば意外と簡単ですが、心を動かすのは本当に難しい。おもしれーぜ、心理学。しっかり理解できているのかは隣の芝にでも置いておきますね。

物事の本質を見抜けるかどうか

私は売る側の立場として仕事をする機会が多いので、より良く惑わせるための要素を考えることが多くなりがちです。そのためか、買う側の立場になるときは慎重になりがち。
しかし、人物を評価するときには惑わされてしまうことが多く、反省する日々を送っています。

子どもを3人育てている私ですが、
何かをやりっぱなしにするのは長男
ゴミが落ちていれば次男
とにかくいろいろと隠すのは長女
のように、
「〇〇をやりがちなのは誰だから、今回もきっとあの子がやったんだろう」と思ってしまうことが何度もあります。

次男は何故かゴミを1箇所にまとめておくという習性がありますが、電気はこまめに消してくれるので「電気をつけっぱなしなのは長男」という認知バイアスが出来てしまいました。

落ち着いて観察してみると次男は「電気をこまめに消す」のではなく、「昼間でもちょこちょこ電気をつけるから、消しているシーンをよく見かける」ということが最近やっと判明しました。
なので、次男も電気を消し忘れることはそれなりに多くあるという事がわかり、長男に「いつも長男のせいにしてごめん」と謝るという情けない経験をした私。

物事の本質を見抜ける大人になりたいという理想はあるのに、まだまだ未熟だなぁ。ということが、ハロー効果と「おもしれー女」について考えてたどり着いた反省点でした。
(まとまった?)

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