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『さくら』から考える、これから。

こんばんは。今夜もひとりごとにお付き合いいただき、ありがとうございます。

仕事の方がいよいよ本番というフェーズにきており、『初めての作業をすることへのワクワクとエネルギー』をゴリゴリに消費しております。
初めての作業は本当に大変ですが、自分の成長を感じる作業でもあり、しんどいですが乗り越えたい次第です。

noteは気晴らしに好きなことをダラダラと書いていけるので、いい気晴らしになっています(昨日は寝落ちしたけど!)

今夜も公式様からお題を拝借して、桜について。

3月下旬、北関東の桜


去る3月21日、群馬県太田市にある『群馬県立金山総合公園ぐんまこどもの国』にて撮影しました。

私は栃木県佐野市に住んでいるのですが、地元が群馬ということもあり、なにかと足を運ぶ群馬県。
この日は祝日で、子ども3人を連れて『公園で遊んで、お買い物をして帰る』という1日の予定を組んでいました。

新しい趣味というよりは、高校時代の友人のプロジェクトでレザークラフトをする機会に恵まれ、その材料を購入するのに近場であった『ぐんまこどもの国』で遊ぶことを決めたその日。
2歳の未子が「あれ、さくらだね」と指を差した先にあったこちらの花。「よくわかったね!」と私はもちろん、上2人の兄も妹を褒めて撫でまわす一言でした。

ただ掛け流しにしていたテレビのニュースや教育番組からなのか、未子が絵本や図鑑が好きだからなのか……情報の出所は確かではありません。しかし、2年前はただ泣くことしか出来ず、1年前は「ママ」や「んま」のような単語で意思表現をしていた未子。
実物を見て「これは〇〇だね」と言い当てられる能力が身に付いたという成長に、私も兄2人も手を叩いて喜びました。

「さくらって、なんで花から咲くんだろうね」

次男がふと口に出したこの言葉。
普段から鋭い視点で大人を驚かせることが多い次男。確かに、植物のほとんどは芽が出て膨らんで、花が咲いて枯れる。

『さくら』は、花のあとに葉が茂るのを不思議に思った次男の鋭い視点に「普段なんとなく畑を見ている訳ではなかったんだな」と、日々の家庭菜園が無駄ではなかったと嬉しくなりました。

『さくら』と一言で言っても、葉と同時に花がつく品種もあります。お花見や桜前線で使用される『ソメイヨシノ』は花が散ると葉が茂る品種。

一般的に、野菜などは虫を媒介として受粉しますが『ソメイヨシノ』などの花が先に咲くさくらは、風を媒介として受粉します。葉が茂っていると、葉に花粉が付いてしまうので、うまく受粉できないそうです。

簡単ではありますが、そんな豆知識を子どもたちに話すと「生きていくために変わっていったんだね」と、なんとなく理解してくれたようでした。

生きていくために変化するとは

私はこの「生きていくために変わっていった」という、子どもたちの純粋な感想に胸を打たれました。

自然界で暮らしていた頃のDNAを更新するべく、めまぐるしい変化を遂げていく人類の進化。
いまだに「自然が豊かなところにいると落ち着く」と感じる方は多く、それは人類が元々は野山を駆け巡っていたDNAを持っているから、ともいわれています。

つまり、都市化が進んでいる現代において、人類のDNAは未だ発展途上という言い換えもできます。とある有名番組で「人類はゆくゆくは肉体を捨てる」とも言われていますが「それってなんだか寂しいな」と私は思います。

さくらを見て「綺麗だな」と感じる心や、
「暖かくなってきたから、そろそろさくらが咲くかな?」と感じる感覚。
データや数値による予測もマーケティング的には大切ですが、本来人間が持っている『肌感覚』のようなものは見失いたくない感覚だなぁ、と、まっさらな子どもたちを見て思う春のひとりごとでした。


#桜前線レポート

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