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道端の草にも憎まれる3歳〜3歳を境に〜

私の祖母は、ひ孫が21人いました。
私から見ると“いとこの子ども”が3歳になると、
遊びに来ても手がかかる。そのたびに言っていました。

「3歳は道端の草にも憎まれる」と
どういう意味?と聞いたら、
「とにかく言うことは聞かないし、知恵付いたいたずらをする。だから、道端の草からも憎まれる手のかかる頃」と教えてくれました。

3歳を境にいたずらが…
口が達者になり言い返してくるのでイライラする。

お母さんたちからの相談が多い3歳。
1歳半から2歳の「いやいや期」とは少しちがってきます。

おむつが外れたり、ごはんが一人で食べられるようになったり、着替えもいろいろなことが自分でできるようになってきます。

生活面での“自立”が進んでくると、大きくなったつもりになるのです。

保育園で「〇〇できる人?」と質問すると、「はい!」と元気よく手をあげるのも3歳児です。
「できるかな?できないかな?」とはあまり考えていない、勢いのある時代です。

ほしい結果を手に入れるために、あの手この手で試行錯誤する。なので、お母さんの気を引きたいときに、いたずらしたり、困ることを言ったりもします。

手がかかる一方で、『憧れ』が強くなるころでもあります。
「○ちゃんみたいに早く走れるようになりたい」
「おおきくなったら、〇〇になりたい」
「パパみたいに…ママみたいに…」

『力試し』と『みてみてすごいでしょ』
この発達要求を満たすことが、いたずらを減少させていきます。

生活の中で、
ちょっと重いけど持てる?
ちょっと難しいけど手伝ってもらえる?
など『力試し』の機会を作ります。

簡単そうな、できそうなことに
“ちょっと難しい”と枕詞をつけると
「やる!」となります。

○○やって!指示や義務になると途端に子どもにとっての魅力はなくなるので、
「別にやらなくてもいいんだけど…やる?」みたいな質問で、“自分でやると決めた”というスタート地点を作ります。

終ったら「ありがとう!」と大注目。
ほめるより、注目です。

途中で投げ出しても、ここまでやってくれたからありがとう!
難しかったからチャレンジだったね!

決して、途中でやめたとか、できなかったとかマイナスなことは言わずに、「途中まででもありがとう」か「ちょっと難しかったけど挑戦したね!」のいずれかで承認します。

この体験が増えてくると、
いたずらで、力試しをしたり、気を引いたりするよりも、
家の仕事で役に立ち、注目される充実感を選ぶようになります。

インドのことわざに

3歳までは神様のように
3歳から16歳までは召使のように、
16歳以降は友だちのようにそだてなさい

とあるんです(笑)

3歳までは、すべての愛情をかけて、
3歳から16歳は、将来の自立に向けて、家庭内での役割をもち、手をかけすぎない。
16歳からは対等に大人同様に接する。

3歳境に、子ども扱いしすぎないほうが
子どもは育つ。

保育園でも、テーブル運び、給食運び、夕方の選択干し、廊下の雑巾がけ…はりきってやります。

子どもの力を信じて、3歳を境に関わり方を工夫してみませんか?

(参照元) https://bit.ly/3mCmcPj

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