初めて作曲した話

音楽を聴くのが好きだったが、作曲するなんて考えたこともなかった。
だからせめて歌詞だけでも作りたいと思って、ずっと存在しない曲の歌詞を書き続けていた。
この言葉はどんなメロディに乗るのだろうか・・・ただそれだけを空想しながら。

この話を書いたかどうかは忘れてしまったのだが、昨年末にKORGのmicroKEYを購入した。
机の上にすっぽりはまる丁度いい小ささで、少し手が空いた時に触って音を鳴らせる楽器として日々を楽しいものにしてくれている。

いくつか曲のコピーもした。
と言っても、フルでコピーするのは並々ならぬ努力がいるので、好きなフレーズを聴き込んでそこだけコピーするといったやり方だった。

普段は耳に入ってくる音を自然と取り込んでいるだけだったのだが、コピーするぞと意気込んで聴いてみると知らない音が沢山出てくる。
ああ、この音が心地よかったんだ、とこれまで聴いてきた感覚の源流が見つかったようで嬉しくなる。

そんな形で少しだけDTMの基礎を築き、短い曲ならば作ってみれるんじゃないかと自惚れるに至った。

幸い歌詞はいくつか溜め込んでいたのでそこにメロディを載せる形で作ることにした。

言葉を頭に入れ、こんな感じかなあと適当なメロディを頭の中で探す。
良さそうだったらそれを当てはめてみて、その音に合わせてベースやギターのフレーズを作ってみる。

そんな事をやって、一つだけ曲を作りました。

最初は全部自分で歌うつもりだったけれど、少し恥ずかしいなと思って自分の声は一部入れるだけの形で、メインは音声創作ソフトを使って入れました。
正直ペラペラでまだまだ良くする為にできる事は沢山ありそうだなあ、と思いつつも作ったものがそれらしい形になって嬉しいんです。

これは沢山の人に聴いてもらいたいと思っているというか、自身への鼓舞というか、これから頑張っていく上での原点として置いておきたいなという気持が強いです。
ここを始まりとして色々な事に挑戦していきたい。