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散歩の帰りにお寺さんを覗いてみました

会下山公園を散歩してから、公園の周囲にあるお寺さんを2ヶ所覗いてみました。

一ヶ所は、鄙びたお寺さんで、いかにも大昔から建っていることをアピールしていることを感じさせるものでした。

それは善光寺です。

寺内に入ると、まず掲示板が目につきました。

平清盛の甥・業盛を称えている言葉を書き連ねている掲示板です。

平業盛は、一ノ谷の合戦で源氏方の泥屋四郎・五郎の兄弟を相手に組討で戦いましたが討ち取られました。若干17歳での奮闘ぶりを敵味方に関わらず賞賛していたと記されていました。

次は、大小様々な仏像を撮ってみました。

何故か、聖徳太子堂というものもありました。

周囲は人の影さえないので、不審者が侵入して写真をとりまくっているのかと疑われないかと心配しながら、30分ほど過ごしていました。

スマホアプリで般若心経を聴きながらの見学でしたので、大乗仏教の雰囲気をタップリと味わえたひと時でした。

そして、もう一ヶ所のお寺さんは、威風堂々とした佇まいで、煌びやかさを感じさせるものでした。

日蓮宗寺院の本法寺です。

同じお寺さんでも、雰囲気はこうも違うことに驚きました。

鄙びたお寺さんは、天台宗派なので、般若心経を唱えていますが、日蓮宗は唱えてはいけないのです。

また、天台宗は自力本願、日蓮宗は他力本願と何もかもが対称的ですね。

仏教学者佐々木閑氏は、宗教一般について「独善 的 な 宗教 は、 まわり の 社会 に 不幸 をまき散らし ます。 様々 な 状況 で 苦しん で いる 人々 に 安心 を 与える のが 宗教 の 目的 なの です から、 その 教え は 様々 で ある はず です」と語っていますので、どちらが正しいとか間違っているということはないのです。

さらに、仏教は「心の病院ですので、どなたも治療を受けることができます」とも述べています。

ただ、私の好みを言えば、治療を受けるところとしては鄙びた方のお寺さんを選ぶと思います。とは言っても、昨日のように、誰もいないのでは、どうしようもないですが。

神社には、正月には出かけることはあっても、お寺さんは、遠目にチラッと目を向けただけで、寺内に入ったことはこれまで、ほとんどないので、これからは、入る機会が増えることでしょう。

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