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センセイの鞄

6時くらいに目が覚める。自分はどうして女性性や子宮(人体の一部というのとはまた違う意味の)という言葉たちに苦手意識を持っているのかなどと、すこし鬱々しながら考えていた。

鬱々って、すこしできるのかな。漢字的に、一度始めたら深そう。まあいい。

そんなことを考えていたらどうも身体がしっくりこなくなってしまったから、肚をくくって活元運動をうながす。この間とは違って今回は静かに始まった。

しばらくぼーっとして、口をゆすいだりして、そうだ『センセイの鞄』の続きを読もうと思い立つ。

あんなに年上の男性との恋愛なんて想像がつかないけれど、それはまだきっと自分が「恋愛とは」みたいなものの枠に囚われているからだろう。と思いながら、2人の距離感をまぶしく眺めていた。今思い出そうとしても目を細めてしまう。

始終、読んでいる時間関係なくお酒が飲みたくなってしまう小説だった。行きつけの居酒屋、みたいなものを私もいつか見つけることができるだろうか。一緒にキノコ狩りに行けるような。

思い出して、残っているのは、










名詞ばかりなんだけど、形容詞の顔をして頭の中に浮かんできている。伝わるかな。

読んだことがある人にしか伝わらないか。

すてきな、とか、あたたかい、とか、きゅんとする、とか
みたいな言葉で表そうとするよりもしっくりきている。

全体的にまぶしい水色と黄色と深い青。

昨日から水彩画をやりたくて仕方がない。

最後までありがとうございました。