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名前の話

体の部位にも、色んな事象にも、名前がついていて、
新しいものはどんどん名前が付けられて
名前が付けられるとそれは独立した1つのものだと
私たちは認識しがちだけど
全然そんなことはないんだよね。

だって私達みんな、
大きな視点で見れば宇宙にいる存在の1つで、
そう考えると月も木も人間も犬もすべて
宇宙に存在している何かなんだもん。

人間同士が影響を与え合いながら生きているように、
私達が生み出す事象も色んな影響を与え合っていて、
世界に存在するすべては影響を与え合っていて、
それ1つで成り立つなんてものは
きっとこの世に1つもない。

存在しているだけで誰かや何かに影響を与えているし、
存在しているだけで誰かや何かの影響を受けているってこと。

月や海や遠くの人ってなると
距離が遠くて影響を感じにくいけど、
それでも確実に私たちは影響を受けている。

つまり全部で1つ。

大きな何かの中に私たちは存在していて、
そこで何かが起こっていて、
その何かの中にさらに小さな何かがあって、
どんどん小さくなっていくけど、

全部で1つ。

その中で、
色んな「今」が起こっていて、
波になって、
新しい「今」を起こしている。

今は全部、初めての体験。
1つだってまったく同じ体験はないんだよ。
そう考えると、すべてのものに名前を付けるなんて無理だよね。
すべてのものをすでにある名前にあてはめるなんて
無理やりだよね。

名前がつけられたとたん、
存在が「情報」に近づく気がする。

名前をつけたとたん、
少し距離が遠くなることもある。

名前がなくたって、
自分に存在がわかってればいいよね。

だけど、必要なら、
名前をつけたっていい。

何を選ぶのか、受け取るのか、感じるのか
それをどの名前で呼ぶのか
自分で決めていい。

 

 

 

 
 
 
 
 

続き

最後までありがとうございました。