見出し画像

苦手だったルーティンワークが続くようになった話

ルーチンワークという言葉が嫌いのまま、2020年を迎えた。
なぜ嫌いか。同じことをやることが面白くない、毎回違うことをしたいのだ。

これは個人的な経験だが、今までの仕事において「ルーチンワークしかできない人」に対して低評価がつく場面が多かった。だから社会人になりたての頃から、ルーチンワークにネガティブイメージがある。

しかし考え方が変わったのは、2020年のコロナ禍だ。
ホームステイが長くなり、ビジネス系YouTuberの動画をよく見るようになった。そうすると多くのビジネス系YouTuberたちは、だいたい「ルーティンが人を作る」というようなことを言っていた。
お決まりのYouTubeネタのモーニングルーティンみたいのはあるけれど、自己実現のために毎日〇〇を習慣として、何かを積み重ねていくというのは、新しい発見であった。

いや、これは当たり前の話かもしれない。
でも僕にとっては、毎日同じことをするのが苦手で、コツコツなんて言葉を聞くと鳥肌が立つぐらいイヤだったのだ。

でも、好きなYouTuberの「こういうふうにしてルーティンをやっているよ」という動画を観ると、なるほどやってみようかなと思う。そもそもルーティンが嫌いな理由として「ちょっとしたことでルーティンが崩れる」ということがある。

例えば、残業で帰りが遅くなった、飲み会があった、朝早く起きれなかった、とか。
そういうことでせっかく決めたルーティンが崩れるとやる気が一気になくなり、何もしなくなる。たまにルーティンを作ることがあったのだが、こういう失敗で何回も挫折し、次第にルーティンが嫌いになったのだろう。

しかしだ。コロナ禍だ。出勤も飲み会も激減した。
そうするとかなり自分でコントロールできる時間が増えた。
二週間前から自分で決めたルーティンを始めているが、結構できている。何もせずに過ごした二週間とちょっとでも何かを習慣として続けた二週間は達成感が違う。

これはいわゆる「成功体験」というやつに違いない。
何かやろうとしてできなかったのは環境のせいだったのだ。できる環境に身をおいて「成功体験」が身につけば、人は苦手なものを克服できるかもしれない。

今はまだ二週間ぐらいだが、自分のルーティンをブラッシュアップして、無理のないルーティンを常にアップデートしながら過ごすことが楽しい。

これからまた飽きる可能性も十分にあるのだが、今は苦手だったルーティンが楽しいという状況なので、しばらくこのまま見守ってみたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?