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『永遠の門 ゴッホの見た未来』(2019\イギリス、フランス、アメリカ合作)

決して美しいとはいえないおじさんの顔のドアップが多い。激しい手ブレのようなカメラワークと冗長な心情描写が目立つが、それはゴッホの精神世界を表現していると思われる。でも興味ない人が観ると劇中の登場人物がゴッホの絵を評するように不快になるんじゃなかろうか。(興味ない人は観ないかな)

最後の方にゴッホが神父と問答する場面がある。最初はゴッホの狂人ぶりに引き気味の神父だったが、氷が溶けるようにだんだん理解を示すところは良かった。

ゴッホ展とか行く前に行こうとする人がいたら、行く前に観た方がいいと思います。ただあまり目新しい新知識はない。弟以外の誰からも理解されない生きづらさを抱えた画家の精神世界がほんの少し体験できた。

ただ映画の作りとして一つマイナスに思えたこと。耳が気になって気になって仕方がなかったです。

(面白さ:★★★★★☆☆☆☆☆)


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