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『セブン』(1996/アメリカ)

公開は1996年、なんと25年前ですね。ダークでグロもありますがハイセンス映画です。血の気の多い若手刑事として若かりしブラッド・ピットが出てきます。退職間近のベテラン刑事はみんな大好きモーガン・フリーマンです。監督はグロ描写に定評のあるデビット・フィンチャーです。

ではあらすじ。アメリカのとある都会で起きた猟奇殺人が物語の始まりです。調べていくうちにキリスト教の七つの大罪になぞらえた事件であることが分かります。ブラピとモーガン・フリーマンのコンビは犯人を追い詰めるのですが、犯人は不敵な笑みを浮かべる。。

●後味悪い映画だけど、それよりも完成度に感心してしまう

という感じでサスペンス的に楽しい映画かと思いきや、後味悪い系の代表格映画なのです。シリアスでダークでグロもあり、若かりしデビット・フィンチャーの才能の片鱗を観ることができます。
2014年の『ゴーン・ガール』ではグロ描写をいかんなく発揮しておりますが、まだこの頃は技術が追いつかなかったのか、仄めかすような映像とセリフでグロさを表現します。個人的にはしっかり見せなくとも想像でいやーな感じにさせる方が才能あると思いますね。

『セブン』は2回目の鑑賞なんですが、初見時はそんなに後味が悪いと思わなかったんですね。2回目もシリアスでダークな雰囲気は堪能しましたが、後味悪いかと言われたらそこまででもないなと。
その理由は映画としての完成度が高すぎて、感心してしまうことが挙げられます。
後味は確かに悪いんですが、「最後のオチをキレイに決めたった!」的な監督の不敵な笑いが目の前に浮かんでしまいました笑。完成度高すぎるのもどうなのかなと思わせてくれる映画です。

独特のセンスを持つ監督なので、他にも有名作品を撮っています。『ドラゴン・タトゥーの女』も面白かったですね。『ソーシャル・ネットワーク』は観たことないですが同監督作品のようです。これはグロくなさそうなので、後日安心して観てみようかなと思いました笑

(面白さ:★★★★★★★★☆☆)


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