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最新刊『溝の中の月』

妹を死なせたのは誰だ?
六ヶ月前、妹のキャサリンは何者かにレイプされ、そのショックで、寂しい路地裏で自ら命を絶った。波止場で働くケリガンは妹を死に追いやった犯人を捜すことを心に誓う。だが、彼らが暮らすヴァ―ノン・ストリートは、酔いどれ、ならず者、失業者があふれる荒んだ街で、怪しい男は数えきれない。そんななかケリガンは、アップタウンからやってくるプレイボーイのニュートンに狙いを定めた。ところがニュートンの美貌の妹ロレッタと知り合ったことから、彼の心には思わぬ波風が立ちはじめる。

HM出版の最新刊をご紹介します。
『狼は天使の匂い』『ピアニストを撃て』で知られるノワールの名手デイヴィッド・グーディスの傑作『溝の中の月』をお届けします。
デイヴィッド・グーディス(David Goodis)は、1917年アメリカのペンシルヴァニア州生まれ。1939年に作家デビューし、1967年に没するまでに多くの作品を残しています。アメリカでは死去後には半ば忘れられた存在となっていましたが、フランスでは高く評価され、セリ・ノワール叢書などで長編の全作品が翻訳されています。
映画化された作品が多いのも特色で、長編18作のうち10作品が映画化されています。
わが国では映画化された3作品『華麗なる大泥棒』『狼は天使の匂い』『ピアニストを撃て』が邦訳刊行されていますが、ほかには『深夜特捜隊』が邦訳されたのみで、1982年に映画化されている『溝の中の月』は今回が初の邦訳になります。
2024年1月1日発売です。下記リンクよりお求めください。


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