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資格試験において早めの公開模試を本試験のつもりで本気で受けるメリット。

私は行政書士試験の合格体験記を書いていますが、合格している状態である意味で高見から勉強法を論じるのがズルいなと思い始めた今日この頃です。


↓これがその合格体験記です。


私の合格体験記の特徴は、多く人が書くであろう「〇〇すれば〇〇か月で合格する!」という類のものではありません。


資格試験においては点数に結びつく勉強をしないといくら勉強しても無駄になりやすいため、以下の私が経験した方法をご紹介します。

・自分のやっている勉強が点数に結びつく勉強であるか?をチェックする方法
・間違った勉強法を正しい勉強法に修正する方法


というのも、人には前提知識・経験の有無の違いがあるため、「〇〇すれば〇〇か月で合格する!」というやり方と同じことをやっても多く人は合格しない確率の方が高く、読み手をミスリードすると考えているためです。


※そういう合格体験記を書いている方を否定・批判しているわけではありません。あくまで私がそう思っているという個人的な感想です。


前置きが長くなりましたが、終わったことを合格した立場でいつまでも掘り下げるのもなんなので、現在進行形でご紹介したいと思っています。


2023.6月現在、私は2023.10月の宅建試験を受験する計画です。実際にどのように計画を練って進めているか?を共有させていただきたいと思います。


暗に行政書士試験の模試もそういうスタンスで受けるのはどう?という意味の参考サンプルの一つになればいいかなという思いです。


すでに合格している立場から記事を書くのではなく、自分も受験生の立場から書いてみようという試みです。高みから論じるのでなく、自分から討ち死リスクを背負って戦場にでるイメージです。


2023年6月の「宅建」実力診断模試を本試験だと思って受験してみた


2023.6月14日に宅建の実力診断模試を受けて見ました。まだ試験まで4か月ある時点での試験ということもあり、問われている内容は基本的な問題が中心な模試と思います。

実際の宅建の本試験より、おそらく20%くらいは簡単になっている難易度のような気がします。行政書士試験であえば、LECの到達度確認模試に当たると思います。


が、私はまだ4か月もあるからと思わず、この6月14日の模試を仮想本試験として合格点を40点に自分で設定して臨みました。


やった勉強時間はざっくり70時間、教材はゆーき大学の神ノートを課金し、講義動画3~5周で、使った問題集は下記TACの分野別過去問で宅建業法9周、それ以外3周くらいの勉強量です。


結果は36点(合格点を40点に自分で勝手に設定)で惨敗で、仮想模擬試験は仮想不合格に終わりました。


正確な数字です。


2023.6宅建 LEC 実力診断模試


模試前の市販予想模試で、明らかに勉強が足りないことがわかり、メンタルがかなり削られた


仮想本試験のつもりといっても、トータルで70時間程度しかしていません。

一部で超短期で合格する人もいますが、一般的に合格が150時間~500時間と言われていることを考えると勉強時間が少ないため、36点という結果もしょうがないかもしれません。


が、適切に正しい方向の勉強ができていれば70時間といえでも十分に40点は取れるだろうと見込んでいました。


その期待とは裏腹に6月2日に前哨戦として市販の予想模試をやった結果が50点中32点と大惨敗でした。



この予想模試で38点~40点くらい取れていることを期待しましたが、32点で、どうやら、今のままの勉強法では無理っぽいことがわかりました。


宅建におけるメインの宅建業法で聞かれる細かさが明らかに私の想定を超えたものでした。(宅建における宅建業法は行政書士試験における行政法の位置づけ)


修正方法もすぐに見つけましたが、いかんせん模試までの日数がありません。明らかに修正不能な状態で仮想本試験を迎えることになることがわかりました。


これは行政書士試験に1年目の状況とかなり酷似しています。そのためか、たぶん40点はとれないなと明らかな調整失敗で数日かなりメンタルが削られた日々を過ごしました。



自分で勝手に設定した仮想本試験でも、かなり本当の本試験に近い気持ちになれたことにビックリしました。


本来なら実際に不合格にならないと感じないような敗北感を前倒しで味わうことができました。こういう経験ができれば、漫然と模試を受けるよりは、次こそは!と勉強に熱が入り合格確率がアップするような気がします。


勉強法はTACの分野別過去問収集から宅建試験ドッドコムメインへ修正


今回の模試を受ける過程でわかったことは、TACの分野別過去問集だけではいくらやっても合格点には届かなそうということでした。問題数が少なすぎます。

TACの分野別過去問はざっくり1200肢くらいしかありません。1問が4肢でざっくり300問くらいです。


そこで問題数が4300肢くらいある宅建試験ドットコムをメインで次の7月12日の0円模試までは調整していきたいと思っています。


6月の頭に宅建試験ドットコムの存在を知りましたが、4300肢もあるために6月14日の試験までにやり込むのは私には不可能で、もっと早く気がついて手をつけていればと後悔しました。




たぶんこれをやり込めば、次の模試(7月)で40点以上は狙るように思えます。個人的に45点を合格点において調整をしたいと思っています。


※また調整に失敗するかもしれませんが・・。


※多くの人は7月の0円模試で腕試しっぽいが・・。


Twitterで見ていると、多く人は、とりあえず7月のLECでやる0円模試で腕試しだぁ!となっている印象を受けます。


それでも十分に合格に届く可能性はあると思いますが、私としては遅いように思います。人間は怠惰の動物なので、調整が遅れるでしょう。


本試験までに時間がない状態で、自分の実力不足が明らかになった場合は精神的なダメージ及び負担がかなり大きくなります。


どうせやるのであれば早い方が修正できる時間が多いので合格確率が高くなりやすいと思います。精神的にもかなり楽にすすめることができるでしょう。


が、そのためにも、漫然と実力試しでとりあえず受験するではなく、本試験のつもりで粗削りでもいいのでしっかり仕上げた状態で受験するスタンスが大事なように思います。


粗削りでも仕上げた状態まで勉強するとなると、漫然と腕試しだぁ!と考えて臨む人よりも1か月~2か月分の勉強スピードを速めることが期待できるでしょう。


本試験に近づくともっと勉強しておけばよかったとなるのが人間です。私は前倒しで6月頭に既にその経験をしています。それを踏まえ、勉強法にも修正を加えています。少しは有利になると思えます。


自分を追い込むために「目標点数」および「実際の模試の点数」を発信しましょう。


前倒しで勉強しましょうと言っても、「そんなことわかっとるわい」と思う人も多いでしょう。


前倒しで勉強せざるを得ないように工夫していくことが大事と思います。そのための一つの方法は「模試で40点とる!」となど具体的な数字目標をガンガン発信することです。


フォロワーが少なかったり、ブログのPVが少ないとかも関係ありません。発信することで、自分の潜在意識に深く刻まれます。


私は自身は2023年の4月4日のブログ記事で以下のように6月14日で「勉強を完成させてやるぅぅ」と書いています。


こういうことで良いわけです。別に誰にも見られていないとしても、私の実体験上、効果はあります。


そして模試の結果が良くても悪くても積極的に実点数を明確にして発信しましょう。このようにツイッターで発信していくのがおすすめです。


誰にも見られていなくても、発信するのであれば、恥ずかしくない点数を取りたいという気持ちになるのが人間です。


40点は取るぜぇ~と言っている手前、20点だったら恥ずかしいなと思って勉強せざるを得なくなることを期待するわけです。


実際は発信をしていようが、誰もほとんど気に留めないでしょう。が人間は自意識過剰で見られていると錯覚しがちです。(本当に見られてる人もいると思いますが)


その人間の性質をしっかりと利用していくのが良いと思います。


そのためには、逃げずにガンガン実際の点数を悪くても発信いきましょう。決して、前よりも点数取れた♪や3点多く取れたみたいにして点数をぼかさないようにしましょう。

具体的かつ明確に点数を発信していくようにするのが良いと思います。この発信についてはやれる人が少ないというのが私の印象です。やってみる価値はあると思います。


勉強時間や問題集の周回数で実力を測るのはナンセンスです。1日3時間やろうが5時間やろうが、模試の点数が20点台であるなら、高確率で不合格でしょう。

問題集も20回転しようが30回転しようが同様に模試が20点台なら厳しい結果になるでしょう。


その事実から目を背けて、今日は〇〇時間勉強した~や、問題集〇〇ページやった!と勉強したように見せかけるのは簡単ですが、それだと知らず知らずに点数に結びついていない勉強している可能性がでてきます。


見るべきところは、今日は〇〇時間勉強した~や、問題集〇〇ページやった!結果、模試で何点とったの?という点です。


そのためにも模試の結果の点数を真摯に正面から受けとめることが大事だと私は考えています。


※偉そうに書いていますが、私は宅建受験生の身です。今回は記事の内容を合格者の立場から書くのではなく、受験生の立場で自分に言い聞かせるつもりで書きました。


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