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【行政書士試験】勉強すれども点数がイマイチ伸びない方へ!「正しい方向の勉強をしているか?チェックする方法」のご紹介。

~~(2024.2.2 加筆)~~

R5(2023年)の合格率約14%、合格者約6500人であることを受けて、

行政書士試験は「難しい」から「ソコまでは難しくない」かも?

と私は若干、難易度に対する考えを修正する方向でウォッチしています。

あくまで私個人の想像ですが、行政書士に合格しても開業する人が少ないことから、もしかしたら合格人数を増やす方向の動きがあるのかもしれません。

今までの傾向ならR4で5800人、合格率12%なら、R5は難しくなる可能性が高かったと思えます。

が逆に易化に進んだからです。

※簡単な試験と言っているわけではありません。
以前の行政書士試験は難しかった!とマウントをとる意図もありません。


ただ、当たり前ですがR6も、同様の合格率、合格者数が継続されるのか?はわかりません。

「基本を大事」にしつつ、難易度が難化しても良いように対策しておく方が無難と私は考えています。


私の以下の記事は、

・行政書士試験の合格率が11%前後で
・合格者人数が5000人前後


に難易度が調整されるであろう前提での考察です。

細かい考えは以下の記事で書いています。


~~加筆終わり~~


行政書士は簡単だ!という雰囲気がネット上にあふれています。


加えて、1発合格者が短期で合格された方々が声高々に情報発信しているたため、簡単に合格できそうな雰囲気が醸成されています。


が実際に受験を経験してみると、決して簡単ではないと感じると思います。


むしろ難しいのではないか?と感じます。


一応、私は1997年に慶応義塾大学に公立高校から一般受験で合格し、2001年に卒業しています。しかも看板学部の経済学部です。


私のプロフィールはブログで書いています。


多少なりとも座学の勉強には一定の自信がありましたが、それでも1度は失敗し2年目で合格になりました。


1年目の行政書士試験の結果です。

点数


勉強時間で1200時間~やっています。

しかも受講者の「合格率60%以上」を宣伝するアガルートの入門総合カリキュラムも受講しました。

が惜しくもなんともない不合格でした。

上がっる―と


正直、1ミリも不合格なるとは思っていませんでした。むしろブッチギリの点数で余裕で合格すると強く思っていました。


なのに、実際は大敗と言える不合格です。

科目ごとの内訳は以下です。


R2の科目ごとの点数



どんなことをして不合格になったからは下記で書いています。1万3000文字超書いています。



その不合格の結果をうけて、自己分析した敗因は以下でまとめています。


その経験から行政書士試験は決して簡単な試験ではないと私は思っています。


一部に短期間で1発合格する方がいますが、これにはカラクリがあると思っています。


短期間で1発合格する方は、「行政書士試験の勉強を開始する前」に、
すでに点数で言えば170点くらいまで取れる実力があるケースがほとんどだと私は思っています。

当人にはその自覚がなくでも、本当は、相当な法律の勉強をやっている人が大半と思っています。


そうでなければ理論上でも、覚えることや理解することが膨大にある行政書士試験を短期間かつ短時間で合格するのは、難しいと思っています。


百歩譲って本当に可能だったとしても、それはその人だからできることであって、「他人にすすめて、他人が再現できるものではない」と私は思っています。


それをドヤるもしくは注目を集めるマーケティングのために、「あたかも初学者で無知にもかかわらず、短期で合格して、かつ誰でもそのやり方で合格できる」ように発信していると私は思っています。



それを信じて、万年受験生や3年~5年の複数年受験生になっているケースをまあまあ見つけます。冷静に見極める選球眼が必要と思います。



一般的には行政書士試験は600時間~800時間で合格すると言われていますが、その誤解が複数年受験生および万年受験生を生んでいると私は思っています。


私の観察しているかぎり、600時間~800時間で合格すると思って、不合格になってしまった受験生は2年目以降、もう十分勉強していると誤認しちがちです。


そしてその結果、結局、前年とあまり変わらない点数をとり、翌年以降も同じように不合格になるループにハマる傾向にあります。


※私の基本観は行政書士試験は1800時間の勉強時間で3年で合格するという認識をしてます。


3年で合格する人がボリュームゾーンとしては多いと言われている理由も勉強時間から逆算できると思います。


社会人受験生であった場合は、無理のない範囲だと、1年で600時間前後の勉強時間の確保できると推定されているからです。


600時間~800時間で合格できるという認識だと、3年目以降の受験生になった場合は「なんで合格できないの?」と大きな苦しみを背負うことになってしまうと思います。


3年で1800時間かかるのが普通だがら、600時間~800時間で合格しようと思ったのが甘い考えだったなくらいに解釈した方が精神的に楽になると思えます。

600時間~800時間で合格できる人はドンピシャで正しい方向の勉強ができた人なんだ!と思うのが良いように思います。


つまり、正しい方向の勉強法をすれば、600~800時間でも合格できるけど、普通にやると1800時間かかると考えを改めるわけです。


そのために自分が正しい方向の勉強をしているか?が意識することは大事だと私は思っています。


注意すべきことは、その正しい方向の勉強というのは、それぞれの人によって違うということです。


ある人には正しくても、他の人には間違った方向ということが起きます。


そのため日々チェックしながら自分にとって正しい勉強を見つけて実行していくことが1年~2年で合格するには必須と思います。


自分にとって正しい勉強を見つけて実行できているかのチェックが肝です。


それができていないと勉強すれども点数が伸びないということが起きる可能性が高いと思われます。


実際に1年の私がそうなりました。


そこで、私が2年目にやった正しい方向の勉強ができているか?をチェックする方法をご紹介します。


2年目での私の点数は198点でした。


R3での点数


内訳は以下です。


民法や会社法は難しくて、民法は良くて6問、会社法は良くて2問と言われていましたが、まあまあ点数を取れています。


R3の科目内訳


行政法の点数が低いと思いますが、私は行政法の細かい間違え探しのようなことをやる勉強が苦手でした。


行政法をやれば、もっと良い点数が取れたと思いますが、そこまで手が回りませんでした。


色々と試行錯誤しましたので、それを共有させていただきたいと思います。


当たり前ですが、かならず合格するというものではありません。正しい方向で勉強することを意識することで合格確率を高めるのが目的です。


正しい方向の勉強をご紹介するのでなく、


自分のしている勉強が正しい方向の勉強なのかをチェックする方法のご紹介です。


ご参考になれば幸いです。


これができないと万年受験生になる可能性が高いので、バカにしない方が良いと思います。


※完全なる法律初学者が対象です。大学で法学部、宅建などの法律が絡む試験の勉強を通じて一定の法律知識を有している方向けではありません。


相応の時間勉強しているけど、イマイチ点数が伸びないという方に向けて書いています。


具体的には、勉強時間で1000時間~1500時間程度勉強していても、点数の伸びが悪い!という方向けです。


残念ながら、点数の伸びが悪い中、ひたすら勉強を続けても点数が伸びない可能性が高いです。


そういう場合、どうやって修正すればいいか?を実体験よりご紹介させていただきます。


この体験がだれにでもあてはまるわけではないとは思いますが、参考にはなると思いましたので書かせていただきました。

~~以下本編です~~


私の受験経験:1年目1200時間で152点不合格


行政書士試験は600時間~800時間で合格すると言われています。


そのため、私の1年目の作戦としてはその時間より多い1200時間~勉強し、しかも合格率60%以上と宣伝するアガルートさんの入門総合カリキュラム(約17万)を利用すれば余裕で合格すると一点の曇りなく信じ切っていました。

が結果は惜しくもなんともない余裕の不合格になりました。

この点は上の導入部分で書かせていただきた通りです。

その痛い目にあった経験から、行政書士試験について徹底的に分析しました。

行政書士試験は普通の勉強法だと〇〇点で止まる試験

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