ちくしょー

　鬱陶しい梅雨の季節。雨が降ったり止んだりでスッキリしない日が続いています。先日の豪雨で畑はまだ水が残っています。
　今年はトマトの植え付けが予定より遅くなって収穫も予定より遅れています。日々観察し、ようやく桃太郎の実が赤くなってきていました。
　子どもたちはトマトが大好きなので収穫できるのを楽しみにしていたのです。そして、大きめの形の良いトマトがいい感じになってきて明日か明後日には採りごろと思っていました。
　翌朝、今日採ってしまおうと思い、畑に行くと遠くの方からでも赤みかかってきたトマトが二つ見えます。その二つは形も大きさも良い感じでした。自分にしては上出来です。収穫しようと近づくと、何か嫌な気配が…。よく見ると反対側の方に大きな穴がありグチャッと崩れていました。反対側は無残な姿。
　「しまったーーぁー！、ヤツのしわざだ！」すっかり油断していました。この辺りは上空をカラスが「かぁ～かぁ～」と飛び交っています。奴等にやられたんだと思いました。去年、私自身には被害はなかったのですが、父の栽培していたトマトがやられたのを思い出したのです。去年のことなんてスッカリ忘れて頭の中にはカラスの対策なんて全くありませんでした。
　ついでにトマトを通り過ぎてトウモロコシの様子を見に行きました。一番奥にある一番成長していた一本をよーく観察してみると「あれっ。」と思うような様子でした。かるく揺すってみるとバタッと倒れてしまいました。中からアワノメイガらしきヤツを発見！完全なる油断です。他の野菜が気になってそっちの方へ気が取られており、まだ、大丈夫だろうとなんの根拠もない楽観的な気持ちでいたのが仇になってしまいました。
　途中まで順調に成長していたものが、やられてしまうのは本当に悔しいです。とりあえず、早急に赤みがかってきたトマトの周辺は不織布などで覆ってカラス対策はしましたが、トウモロコシはどうなることか不安になってきました。まあ、戦いはこれからです。よく観察しながら負けないようにやっていきたいです。