「アトミックスクラム」を実践してみた話
はじめに
株式会社ゆめみでPMやってるけいです。いつもは資格取得関連のふざけた記事が多い私ですが、今回は表題の通り、「アトミックスクラム」を実践した話を書いていければと思います!
アトミックスクラムとは
株式会社ゆめみの代表である片岡(以降、れいっち)が提唱した(多分)、アジャイル開発のひとつである「スクラム」の原則を個人の行動管理に用いたものとなります。以下の記事で詳しく説明されているようですが、存在に先ほど気づきました……
始めた切っ掛け
ゆめみに入社以来、どうしても業務に関わりのないことで、やろうと決めたことに抜け漏れが発生していました。こういった状況を打破し、行動の習慣化を進めたいと考えていた際に見つけたのが、このアトミックスクラムでした。
習慣化までの流れ
アトミックスクラムのページをつくってみる
まずは、社内のアトミックスクラムの解説ページを見ながらNotionにて自分のページを作成してみることにしました。以下にスクショを上げておきます。写り込んでいるれいっちについては気にしない方向で。
その解説ページから私が勝手に必要だと考えて記載した内容が以下のものとなります。
優先順位つきタスクリスト
スタートアップルーチン
仕事を終わる時の儀式
日次の振り返り
週次の振り返り
Habit Tracker
作成当時、Notion Essentials Badge試験の勉強中だったこともあり、割と楽しみながら、凝ったページを作成できました。ただ、作っただけで使わなければ意味がありません。そもそも習慣化の失敗っぷりに定評のある私なので、不安しかない感じでした。
タスクリストが便利だった!
せっかく作ったページなので、最初は無理に開くようにしていました。何せ私は三日坊主として私の中で著名なので、始めてから三日間が勝負です。
当初は無理に開いていたページでしたが、日々のタスクリストの使い勝手が、Notionのボードビューとスクラムのスプリントバックログの考え方が絶妙にマッチしていて控えめにいって最高な感じでした。
使い方は割と単純で、タグを「新規」「実行中」「終了」に分け、その日にやらないといけないことを「新規」にどんどん放り込むだけです。もちろんスクラムに基づいたバックログなので、優先度順に並べる必要がありますが、ボードビューなのでタスクをドラッグすれば、これもすぐに済みます。
現在では、このタスク確認の作業が楽しいため、朝にPCを立ち上げるとすぐに自分のアトミックスクラムのページを見るようになりました。
スタートアップルーチンを板に付ける
上記のタスクリストを確認するために、毎朝自分のアトミックスクラムページを見るようになりました。そうなると、次に効いてきたのがこのスタートアップルーチンでした。
スタートアップルーチンとは、業務を開始する際に行うことを書き出して、それをリスト化したものです。言うなればそれだけのことですが、効果は絶大です。覚えているつもりでも結構忘れてるんですよね……
スタートアップルーチンの中にslackの自分のチャンネルで「チェックイン?」と投稿すると、ちょっと得することが起きるため、そちら目当てという部分もあったかもしれません。「誘惑の抱き合わせ」ですね。
仕事を終わる時の儀式を執行する
仕事開始時の行動を習慣化できたので、あとは終了時の習慣化となります。実はここが一番苦労しました。仕事終わるときは時間もまちまちで、しかもすぐPC閉じちゃってトリガーがないんですよね。
割といい方法が見つからなかったので、アナログな方法に頼ることにしました。そう、他でもない「ふせん」です。キーボードルーフ(カバー)の上に貼っておくと嫌でも目に入るので、おしごと終了時の儀式を忘れずに執り行えるようになりました。やはり時代はハイブリッドですね。また、儀式が終了したら休める!と考えることも習慣化に一役買った気がします。
これで終了時に日次(金曜日には週次も)の振り返りを行うことができるようになり、ようやくスクラムらしくなりました。
今後の動きについて
こちらの行動を二ヶ月ほど継続することができ、社内資格である「アトミックスクラム試験認定アソシエイト」にも認定してもらえました。ちょっとした思いつきから実施したのですが、こうやって身になるとうれしいものですよね。
今まで習慣化できていなかったものが実際にできてしまっているので、アトミックスクラムの習慣化効果は本当に凄いなと感じています。ただ、習慣化のトリガーの多くを業務と紐付けてしまっているので、休みの日にどうするかは課題です。
今後は、まだまだ実施できていないアトミックスクラムのアイテム(パーソナルバックログの確立やWishリストの確立、Monthlyスプリントの実施など)があるため、そちらを取り入れていけるようにしたいと考えています。Notionのページをどのように設計するか、今から割と楽しみです。
なんか今回もオチがない感……
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。拙いレポートですが、皆さまの一助になれば幸いです。
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