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【高校生が語るカレッジ体験談】カレッジにいたことで、色々なことに対する勇気や、やる気を与えてもらっていた(芦田 来未さん)

2020年12月にオープンしたレジデンシャル・カレッジ、SHIMOKITA COLLEGEでは、高校生が3ヶ月間カレッジに住み、そこから学校に通いながら学ぶ「ボーディング・プログラム」を実施、1期生として10名が参加、無事に2021年12月に卒業しました。
本記事は1期生として参加した芦田さんにカレッジでの経験がどのようなものだったかをお伺いしたインタビューとなります。

SHIMOKITA COLLEGEへ入居を検討されている高校生や保護者の方はもちろん、SHIMOKITA COLLEGEでの学びのありように興味がある方にもおすすめです。

お話を聞いた芦田さんについてご紹介します。

芦田来未 (あしだ くるみ)
大妻中野高等学校1年生。SHIMOKITA COLLEGEにはボーディング・プログラム1期生として入居。合唱部に所属。カレッジではカレッジ生とのコミュニケーションやインタビューワークに積極的に取り組んでいた。

学校とは別の新しいコミュニティができることが魅力だった

HLABやSHIMOKITA COLLEGEについて知ったきっかけやプログラムに参加しようと思ったきっかけはなんですか?

芦田さん:サマースクールに参加していた友達に教えてもらい、SHIMOKITA COLLEGEについて知りました。追加募集の締め切り2-3日前でしたが、直感的に「ここに入ったら何か変わるかも」と感じ、すごく惹かれたこともあって応募しました。学校とは別の新しいコミュニティができ、その中で自分が挑戦できることを魅力に感じました。

応募する時に不安に感じたことはありますか?

芦田さん:私は内見をしていなかったので、実際にどういう場所なのか、どういう人が住んでいるのか、何もわからなかったので不安でした。カレッジの入学式に参加することができなかったのでオリエンテーションでカレッジ自体についてやハウス制度、Slack(カレッジ生が利用するコミュニケーションツール)について初めて知りました。

また、カレッジに入った当初は、カレッジ生のコミュニケーション能力の高さに驚きました。様々なカレッジ生が声をかけてくれるし、他の高校生も積極的に話している中で、自分もここでやっていけるか不安になりました。ただ、こんなチャンスは2度とないと感じたので、飛び込みました。

自己紹介分析ワークの様子

思い出に残っているのは「ホーム」での活動

カレッジに入ってみた時の印象は?

芦田さん:全く想像できなかったので、逆にほとんど期待がありませんでした笑 

日々を過ごしてみると、「家」というよりも「学校」みたいな印象がありました。カレッジの雰囲気は学校に似ているものを感じましたが、大学生や社会人など色々な世代の人たちがいるので、実際の学校のように「硬い」印象は感じませんでした。

思い出に残っていることは?

芦田さん:思い出に残っているのは「ホーム」です!(※)
ハウスではカレッジ生全員が主役だったけど、ホームでは高校生が主体になってやりたいことを全部やらせてくれたし、意見も言いやすかったです。
でも、ホームのみんなと打ち解けるまで時間がかかり、最初の頃はホームのメンバーとの共通の話題も少なくて、不安要素がとても多かったです。ホームトリップに行ってからだんだん仲良くなりました。

※ ホームとは、高校生3,4名とバディで構成されたグループ。定期的に振り返りや「ホームトリップ」など、カレッジ生活を共に過ごします。

ホームメンバーでの記念撮影

どんなホームトリップだったんですか?

芦田さん:テーマパークに行き、くら寿司でご飯を食べました。トリップのなかで、お互いの服を選びあったことが印象に残っています。服を選び合うときにその人のことを考えたり、お互いにどんな服が似合うかみんなで話しました。また、みんなで一緒にお寿司をたべることで関係が深まったと思います。ご飯の力はすごいです(笑)

大学生・社会人との関係はどうでしたか?

芦田さん:カレッジでは歳が離れていても、カレッジの話やお互いやりたいことの話など、落ち着いて1対1で話せることが好きでした。カレッジ生の中にもいろんな関係性ができて、一日中一緒に遊んで友達みたいに色々なことについておしゃべりができる関係性の人もいれば、お兄ちゃん・お姉ちゃんみたいな存在の人もいました。

カレッジで過ごしてみて印象的だった出来事はなんですか?

芦田さん:色々な人がいるなあと改めて感じました。私は海外に住んだことがなかったので海外で育ったカレッジ生から話を聞いて、自分と違った生い立ちに触れて、視野が広がりました。

ゲームで社会人カレッジ生とボードゲームで遊ぶ様子

カレッジにいたことで、色々なことに対する勇気や、やる気をもらっていた

ボーディング・プログラムで学んだことはなんですか?

芦田さん:私はインタビューワークで「友達」の定義について色々な人に話を聞いていました。本当に色々な考えの人がいて、社会人の方々はよく「友達」を「頻繁に連絡をとるわけでもなく、たまにしか会わないけど、一緒にいなかった期間がなかったかのように仲良くできる関係性」と仰っていました。

私もカレッジを出たあとはどうなるかわからないし、カレッジを出てからまたカレッジ生たちと再会した時にどんな空気感になるか確かめたいと思っています。もう少し時間がたってからまた答えを得られると思っています。カレッジを出てからも学びがあるはずだし、カレッジが私にとってどんな存在だったかというのはまだ学んでいる途中です。

ボーディング・プログラムを通して変わったことはありますか?

芦田さん:以前より、積極的に色々な人と関われるようになったと思います。学校でも、以前は話しかけられる人が限られていましたが、あまり話したことがなかった友達に話しかけたりするようになったり、文化祭の時にも学校の色々な人とたくさん話して仲良くなれました。

最終発表会で発表する芦田さん

これからカレッジでの経験をどう繋げますか?

芦田さん:カレッジにいたことで、色々なことに対する勇気や、やる気を与えてもらっていたと思います。

また、仲のいいカレッジ生とはこれからも関係が続いていくと思います。何年後かに集まりたいという話をしていて、学校外の友達ができたことはカレッジを出た後にもつながると思います。

カレッジに興味を持っている人にメッセージをお願いします!

芦田さん:話すことが好きな人や、色々な人と関わりたいと思う人にとってはカレッジはいい場所だと思います。また、自分のペースで過ごせるような人にも向いていると思います。

カレッジでは、インタビューワークやコーヒーチャットを通して色々な人と話して、その人について知る機会が多いです。私は本人の口から知ることが好きでした。直接のやり取りの学びは価値のあるものだと思います。

カレッジのハロウィンパーティーの様子

ご協力ありがとうございました!

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現在SHIMOKITA COLLEGEでは高校生を対象とした3ヶ月のボーディングプログラム3期生となる参加者を募集しています。参加者は高校に通いながらSHIMOKITA COLLEGEで暮らす大学生・社会人のカレッジ生とともに過ごすことで進路についての気づきやリーダーシップを養います。募集に伴い、説明会や内覧会も実施しておりますので、詳細は、こちらをご覧ください。

また、SHIMOKITA COLLEGEでの普段の様子をInstagramにてご紹介しております。ぜひ、ご覧ください。



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