「SHIMOKITA COLLEGEへようこそ!」12月に入居した0期生から、新入生へのメッセージ
2021年3月27日(土)にSHIMOKITA COLLEGEにて、SHIMOKITA COLLEGE開校記念内覧会を開催しました。第二部の開校記念セッションでは、「SHIMOKITA COLLEGE生の声」と題して12月に入学した0期生の森夏音さんと岩崎綾夏さんから、4ヶ月間生活して感じたことについてお話いただきました。
森 夏音
ロサンゼルス生まれ・育ち。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA))の2年生。公衆衛生学を勉強中。COVID-19を機に、医療と政治が交わる医療政策や医療保険制度に強い関心を持ち始め、現在はアメリカで強い政治力を持つ公衆衛生団体や医療テックのベンチャー企業でインターン。
岩崎 綾夏
福岡県出身。HLAB TOKYO2017の高校生参加者。1年間の休学を経て、2021年8月からThe College of Woosterに復学予定。心理学専攻・教育学副専攻として、非認知教育や倫理観・道徳観の発達をテーマに学んでいる。「共同生活の中でインプットとアウトプットのサイクルを活発に回したい」という思いでSHIMOKITA COLLEGEに入居。0期生として、カレッジ委員会の共同代表、ハウスリーダーを務めた。
カレッジは常に人とつながることができる場
森さんは、カレッジは常に人とつながることができる場だと話します。
私は、医療や医療政策に関心を持っています。そのことをHLABのコーディネーターに伝えたところ、外務省の国際保健分野で働いている方や、「well-being」という新しいコンセプトを広げている研究者の方をカレッジで紹介してもらいました。その他にも、積極的にカレッジへの訪問者に話しかけたり、メンターの方からキャリアアドバイスをいただいたりして、自分の関心分野の知識を深めていきました。本日の登壇者である黒川清先生からも、お話やアドバイスをいただいています。
そして、カレッジ生は常に新しいことを次々と生み出しているといいます。1Fと2Fの全フロアを使用して運動会を開催したり、起業に興味がある学生で集まり、カレッジの1Fのテナントスペースでどのようなビジネスができるか考えたりしているそうです。
また、カレッジ生徒一緒に高尾山を上った時のエピソードを例えに、カレッジの魅力について語ってくれました。
お互いを助けながら同じ目標を持って登り続ける姿は日々みんなが暮らす中でお互いを思いやり、刺激し合う姿と何も変わらないと思いました。
カレッジは、常にお互いに興味を持ち、お互いの話を積極的に聞き、助け合い、刺激し合い、学びあうとても素敵なコミュニティだなと感じています。夕食の支度をするためにキッチンにいたり、共有スペースにいるだけでも、そこでの会話で意見を交換することでアイディアがひらめく時もあります。カレッジの可能性は限りなく、常に魅力を感じています。
日常の中にたくさんの学びがちりばめられている
次に、岩崎さんからは、カレッジで生活して良かった点と、1期生に向けてここでの生活をより充実したものにするためのヒントを話してくれました。
カレッジは、偶発的な出会いによる学びが日常に散りばめられていて、自分自身がオープンになり、何が学びになるかということにアンテナを張って生活すると良いと思います。
生活の中で共有スペースやライブラリーでカレッジ生に出会ったり、話したりする機会があります。意見を交換したり考えているや経験を聞くことによる学びはだけでなく、いる姿を見るだけでも学ぶことがたくさんあります。健康管理の仕方や興味あることへの向き合い方の違いなど、姿からも学ぶことがたくさんあると思います。色んなことにオープンになって一緒に共有スペースで過ごしていきたいです。
また、カレッジでは、カレッジ生の友達やHLABのスタッフの友人などいろんな方が来ます。私も先日、Life is Techの讃井さん、広告業・出版業界の方がいらっしゃった時に、お三方をカレッジ生10人くらいで囲んでお話しさせていただく機会がありました。「資本主義社会でいかにエンタメが消費されていくか」といった新鮮なテーマでお話聞くこともできて、非常に楽しい時間になりました。このように、自分はこれまで出会わなかった方々と偶発的に出会う機会がたくさんあるので、ぜひぜひ積極的に色んな方に話しかけてみてください。
SHIMOKITA COLLEGEは家、ありのままで生活できる
次に、SHIMOKITA COLLEGEではありのままの姿で生活してほしいといいます。岩崎さんは入学した当初、カレッジ生として周りから期待されていることや、様々なことに取り組んできた、すごいカレッジ生を見て緊張していたと言います。しかし、SHIMOKITA COLLEGEは自分の家であり、ありのままの姿で生活してほしいと言います。
外に出ると大学名、学部、会社名、部署、ポジション名といった肩書がついて回ると思うんですけど、そんなことはCOLLEGEではありません。委員会といった組織はありますが、フラットな関係で生活していきたいとみんな考えています。私もカレッジでは、「あやか」という1人の人間として生活しています。
その中で自分はこんな人間なんだな、こういう生き方好きだなといったように、自分と向き合うことや、これからも繋がりを持ち続けたいと思える人にたくさん出会うことができました。1期生には安心して暮らしてほしいし、そのような環境を一緒に作っていきたいです。気負いすぎずに、学びの場としてSHIMOKITA COLLEGEを最大限楽しんでほしいと思います。
まとめ
一足先に、入学し生活をはじめた二人からの気持ちがこもったメッセージは、1期生に必ずや届いたことと思います。「共に暮らし、共に学ぶ」を体現し、またその中で感じた「違いを学びに変える」ためのエッセンスを、自分の言葉で表現してくれた森さん、岩崎さん。ありがとうございました!
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