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フォトレビュー:ラグビー大学選手権決勝 早稲田大学対天理大学

 1月11日に行われたラグビー大学選手権決勝、早稲田大学対天理大学。これまで4回にわたってレビューを書いてきたが、最後にフォトレビューを。

新国立競技場は帰りが怖いと思う

 新国立競技場は2回目。1回目は去年の大学選手権決勝を1階席で見た。この日の座席は国立競技場の3階席。

 3階席は初めてだったが、入場ゲートの指示に従って1階の入り口から入ってしまうと、かなり狭い階段を3階まで登って行かなければならない。

 アメリカのスタジアムはエスカレーターが基本であることを考えると、新しく作った割には作りが古いと言わざるを得ない。もちろん外周にも階段は設置されているがそれも細いし、まっすぐ降りるのではなく、普通の建物の中の階段と同じようにつづら折りになっている。

 あの構造だと、試合が終わって一気に観客が出て行くときに渋滞してしまう。しかも細いので怖い。旧国立競技場のように、広い階段でまっすぐ降りる構造の方が良かった。

 コンコースから座席に向かう通路も狭い。試合が終わると、まずシートからコンコースに出るまでで渋滞が起こり、3階コンコースから1階に降りるまででも渋滞が起こる。

 建物としてのデザインはともかく、スタジアムとしての実用性は旧国立競技場よりも悪くなっている。ちゃんとスポーツを見る人のことを考えて設計したのだろうか?

 いろいろ経費削減したのだろうが、元々お金がかかる建物でもある訳で、変にケチってつまらないスタジアム作ったなあ、、、というのが率直な感想だ。

 3階席となると、さすがにフィールドから遠い。普段使っているのはAPS-C機のD500に300mmのレンズの組み合わせだが、これでは遠い、ということで1.4倍のテレコンバーターを付けていった。これは300mmのレンズを420mmのレンズにするコンバーターレンズで、その代わりに開放F値がF4からF5.6になる。APS-C機だと約600mm相当の画角にできるのだが、それでも遠かった・・・・。

試合開始前、選手の入場

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前半、天理の猛攻

キックオフ早々のコンタクト。突っ込む早稲田プロップ小林。小林の胸に手を突っ込んでボールを引き抜く天理プロップ小鍛治。

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小鍛治のリップでターンオーバー。ロックのモアラが突進。なんとか止める早稲田ハーフ陣。

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 早稲田がラックを作ろうとするがモアラがオーバーしてボール奪取。モアラはなんとか止めるが天理はそのまま先制トライ。

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痛恨のダイレクトタッチ

3回目の失点の後のキックオフ、早稲田はパント攻撃を連続して仕掛ける。

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河瀬がボールをキャッチしてゲイン。

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 ラックから吉村紘がショートパント。しかしダイレクトタッチになってしまう。

 天理のディフェンスが上がっていたからこのショートパント自体は判断としては正しい。普通に裏に抜けていればトライになった可能性は高い。しかし実際はダイレクトタッチ。ビッグマッチであればあるほど、こういうミスの代償は大きい。

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万全のモール対策を準備した天理

 準決勝の帝京戦で猛威を振るった早稲田のモール。天理は十分に備えていた。

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フィフィタを軸とした天理の攻撃

天理、スタンドオフ松永からフィフィタへ。

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フィフィタに飛ばしパス。

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フィフィタはゲインしてオフロード!

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後半、スクラムからの天理のトライ

後半開始早々、早稲田ボールスクラムからボールがこぼれ、天理がトライ。試合の流れをほぼ決定づけた。この段階ではまだボールはスクラムの中にあるが、慌てて後ろに蹴り出してこぼれた。

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早稲田の奇襲

後半開始早々、ペナルティから早稲田は奇襲的にクロスフィールドのキックパス。この攻撃、ワールドカップのジャパン対アイルランド戦でアイルランドが試みていたものだ。アイルランド同様、早稲田も失敗・・・・。

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大活躍だった天理のハーフ団

この日、天理のハーフ団は大活躍だった。

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フィフィタプレー集

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市川敬太、4トライ

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丸尾崇昌、最後の試合

この試合が一戦での競技の最後になると試合後明言した早稲田の主将、丸尾崇昌。

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河瀬諒介、悔し涙の先は。

トライを始め、河瀬諒介も度々見せ場を作ったが。


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吉村紘から伊藤大祐へ

吉村紘も難しいコンバージョンキックをすべて決めたのに加え、いつものように非凡なスペース感覚を見せた。

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