夢が終わった日
去年の11月2日はラグビーワールドカップの決勝戦。
最後の締めくくりに娘と横浜まで見に行った。この日はカテゴリーD。ゴール裏。けれど、コルビのトライは目の前だった。ミスマッチとはいえ、4人をステップで躱してのトライ、すごかったなあ。。。
この大会の面白い特徴は、いいゲームを2試合続けられるチームがなかったと言うことだ。アイルランドに完勝したニュージーランドはイングランドに抑え込まれ、イングランドは決勝戦で南アフリカに封じ込められた。結果は32-12。
その前の日は三位決定戦を見に東京スタジアムへ。
三位決定戦の切符はなかなか完売にならなかったのだが、自分はかなり早くに手に入れていた。というのも、ジャパンが出る可能性があるのではないかと思っていたからだ。準決勝まで行けば、決勝か3位決定戦のどちらかには出られる。さすがに決勝は難しいかもしれないが、3位決定戦はあり得ると希望的観測をしていた。
話は変わるが、サッカーのワールドカップでも、3位決定戦は必要か?という議論はある。けれど、私はあった方がいいと思っている。というのは、3位決定戦があると「勝って終わる」ことができるからだ。「ベスト8」というのを目標にすると、「負けて終わる」ことになる。
けれど、「ベスト4」だと、2つのチームは「勝って終わる」ことになる。勝負を準備する際、敗北を前提に準備するべきではないと思っているので、目標設定の在り方として、「勝って終わる」ベスト4を据えるというのは十分合理的だと思っている。
この日は東京スタジアム最後の試合。ここのスペクテータープラザもこの日が最後。
この日は撮影機材を持って行った。ずっと働いていたスパイダーカメラとコンバージョンキック。
どちらもボールを大きく動かした面白い試合だった。
ソニー・ビル・ウィリアムズのオフロードパス
トライへ向けた突進。
ノーサイド後の微笑ましい場面。顔がリラックスしていて、闘いが本当に終わったことがわかる。
準決勝のあと、公式スポンサーのランドローバー主催での子供のラグビー体験会があった。ダメ元で応募。そのとき、コメント欄に「アイルランド戦、スコットランド戦にも連れて行き、このワールドカップでラグビーが好きになりました。」と書いたのだが、それが効いたのかもしれない。
場所は早稲田の上井草グラウンド。飾ってあったウェブエリスカップ
ジョニー・ウィルキンソンからキックを教わる子供たち。傍らにはブライアン・ハバナ。
シェーン・ウィリアムズからパスを受け取る我が娘・・・・。
ジョージ・グレーガンに頭をなでられる我が娘・・・・。
本当に楽しい一ヶ月半だった。子供の頃からのラグビーファンだが、改めてラグビーが好きになった。
決勝戦のあと。文字通り最後の瞬間。
次の大会、いつになるだろう。「一生に一度」ではなくなるけれどももう一度日本で見たい。その前に海外にも行きたいけれど。