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Z9凄すぎる!

 今日、ニコンから衝撃的な発表があった。ミラーレス機として初のフラッグシップ機、Z9の発売だ。(表紙写真は関係ないです)

 ノーマルモードで4500万画素、秒間30コマ連写。連写重視にすると1100万画素でなんと秒間120コマ連写。

 メカシャッターを持たず、シャッター耐久回数は事実上無限(通常は20万ショット程度が限界)。

 メカシャッターがないと言うことは、無音撮影が可能。面白いのは、被写体に撮影タイミングを知らせるために、電子シャッター音を鳴らすこともできること。スタジアムで撮影しているとき、無音で撮れれば、と思うこともあるので、スポーツ撮影でもうれしい機能だ。

 瞳を自動検出する「瞳AF」に加え、スポーツ撮影には欠かせない3Dトラッキング(被写体の色を識別して自動追尾する)も、ニコンのミラーレスカメラとして初めて搭載された。

 ちょっと凄すぎる。

 私が使っているのはD500。秒間10コマ連写を誇る高速連写機だが、それでも「この間のショットが撮れていれば良かったのに!」ということはよくある。

 これなんかも、車屋がブロックに成功した本当に決定的な瞬間は実は8コマ目と9コマ目の間にある。


 これまで、プロ用のフラッグシップ機は、画素数は抑えることが多かった。

 その方が感度を高くすることができ、ナイターなどの暗い場所での撮影に有利だったからだ。なのでこれまでのニコンのハイエンド機のラインアップは、画素数を抑えたプロ用フラッグシップ機(D6)、画素数を重視したハイアマ機(D850およびZ7)、連写速度を重視したDXフラッグシップ機(D500)に分かれていた。

 しかしこのZ9は、プロ用フラッグシップであるにもかかわらず、4500万画素と高画素機と同じレベルの画素数。連写速度はD500をはるかに上回るもの。つまり、これまで3種類に分かれていたハイエンド機を1つに統合した、真の最高レベル機だと言うことだ。


 気になるお値段は、70万前後とのこと。凄い値段だが、スペックと比べると納得ができる値段ではある。

 実は私はけっこう機材を持っている。自分のシステムは、ボディがD500とD810の2台、レンズが20mmf1.8G、24mmf1.4G、35mmf1.4G、58mmf1.4G、85mmf1.4G、135mmDCf2.0D、70-200mmF2.8GVR2、300mmf4Eだ。

 特に単焦点のレンズ群は子どもたちを撮るためにそろえてきたのだが、高校生になった上の子を撮る(撮らせてくれる)機会はほとんどなく、マスク着用が原則になってしまった現在では下の子を撮る機会も激減した。

 コロナ前は海外出張に頻繁に行っていたので風景撮影にも使っていたが、今は海外出張にも行けない。

 スタジアムでプレーの撮影に使うのは望遠域の2本。最近はほとんどこれしか使っていない。そうなると、スタジアム撮影で使う2本のレンズと、気に入っている標準域の単焦点レンズを一本だけ残して機材を洗いざらい処分してZ9を手に入れようかと迷ってしまう。さて、どうしよう・・・・。