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東京封鎖は本当にあり得るのか?! 3つのパターンを考えてみました。ギリギリだと思います!

今回の東京での感染増加は疑いようなく、欧米からの帰国者が増えた第二波が原因。日本はシンガポールや台湾がやっているような入国者に対する厳格な検査と隔離を行っていないので、ここから感染が広がっている。

時系列でみる感染者数の状況
https://www.fttsus.jp/covinfo/timeseries-discussion/

成田ではシカゴからの帰国者76人をミスで検疫しないというあり得ないミスも発生している…
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10483.html

東京がどうなるかのパターンを考えてみました

パターン1、既にオーバーシュート(感染爆発)が起こっている。
3/17-3/24までの感染者数は2人-17人くらいだったのが25日41人、26日47人に急増してしまっている。27日、28日の数字は凄く重要で、これが40-50人台なら第二波はある程度で持ち堪えている。このがいきなり70-80人とかに増えはじめると東京はオーバーシュート(感染爆発)している可能性が高い。この場合は来週早々にでもロックダウンする必要がある。

パターン2、もし27日、28日の数字が40-50人台ならある程度持ち堪えているので、今週末から来週にかけての国民の行動にかかっている。強制力のない曖昧な自粛要請にも関わらず、国民が行動変容をすれば持ち堪える。そうでないと再来週にロックダウン。ここで重要なのは60歳以上の人が自粛するかしないか。若者だけが自粛しかなった場合は感染拡大はするけど、ちゃんとやれば(軽症者や無自覚者を入院させない)医療崩壊は起こさない。60歳以上の人が自粛しなくて、彼らが感染拡大すると医療崩壊(イタリア、NY化)まであり得る。

パターン3、感染者が増えていく中でロックダウンの意思決定が遅れてオーバーシュート(感染爆発)、医療崩壊。

「患者が次々と死んでいます」ニューヨーク医療崩壊の現場。これは必見だと思います。本当に深刻な状況が分かリます。
https://www.youtube.com/watch?v=pGKWARC56Ws

医療崩壊が起こる前にロックダウンを行うと、三週間の経済的ダメージはあるけど、オーバーシュートは防げる。オーバーシュートは医療崩壊が起こった結果、病院がメガクラスターになって起こっている。なので重要なのは医療崩壊が起こる前にロックダウンをしてR(感染拡大のバイラル係数)を1以下に持っていくこと。

NYとSFの違いをみると明らか。SFは感染拡大をかなり抑えられてきている。
https://swell.life/article/rMYhMFSSqDXi/bayarea-is-flattening-the-curve

ロックダウンは経済に与えるインパクトは凄まじく大きいので、もちろんやらないに越したことはない。ただ医療崩壊が起こるとオーバーシュートして最悪の結果になるので、その前には果断な意思決定は必要。そうならない為にやるべきことはシンプル。海外からの入国者の検査、隔離の徹底。3条件にあたるイベントや施設、店舗の営業停止。できれば65歳以上の外出禁止。政府も我々もここが勝負どころだと思います!

最後にシンガポールの施策を紹介します。このくらいやるべきだと思います!
・バーやカラオケ、ナイトクラブ、映画館などの娯楽施設の営業停止
・飲食の営業はできるものの1m以上の間隔を開けること
・10人以上の会食や会合を禁止
・大規模なイベント(コンサートやスポーツなど)は禁止
・シニアの集まりや会合を控えること
・USやUKから帰国の人は全て指定のホテルで2週間過ごすことを義務付け、空港から直行(費用は滞在費食費すべて政府持ち)
・その他の国からの帰国の場合も2週間のSHN(Stay Home Notice)を義務付け
・SHNは厳密で日中モバイルのアプリでの位置確認、電話による確認、訪問による確認などを行い、違反者には罰金1万ドルもしくは懲役6ヶ月が課せられる(VISAが保有者の場合には剥奪&国外退去になる)
・シンガポールから就労VISA保有者が海外出た場合、シンガポールへ戻る承認には非常に時間がかかることを覚悟
・また、その事によって海外で感染しシンガポールに戻った場合の医療負担は全て個人持ちとする 等々
https://www.straitstimes.com/singapore/health/all-entertainment-venues-in-singapore-to-close-gatherings-outside-work-and-school

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