データからみる世界各国のコロナ対策の現状。日本はここまでは上手く対処してきてますが、東京にリスクが高まってきています

死者をどれだけ少なくするかがコロナとの戦いで一番重要なKPIだと思う。100万人当たり死亡者数をグルーピングすると色々と見えてくる。感染者の増加がまだ続いている国と収まりつつある国があるのでここからまだ動く可能性は大いにあるけど。

アメリカ全体では6.7だけど、ニューヨークだけ37.4。これが医療崩壊が起こるということ。

日本は現状上手くやっている。ただもし東京がオーバーシュートして医療崩壊を起こすと一気に数字は悪化するリスクはある。これまでは検査数を抑えることで、必要な人にだけ治療が行き渡るようにするという戦略で医療崩壊を防いできたけど、東京に関しては検査の数を一気に増やしてどの程度感染が蔓延しているかを把握する状況にあると思う。

その結果、そこまで拡大していなければ現状の戦略を続ければ良いし、想定以上に拡大していれば1日も早いロックダウンが必要になる。ロックダウンすれば間違いなくR(感染のバイラル係数)は下がる。その代わり経済的な被害が大きい。なのでその意思決定には正確なデータが必要。1日に意思決定が遅れると被害は加速度的に広がるのでとにかく急ぎ検査を増やすことが求められている。

スイスやベルギーは医療が発達しているイメージがあったからこの位置は意外。フランスはTier1に行ってしまうか。ここで踏みとどまるかの境目。米国と英国はTier2に行くかのギリギリの境目。ドイツはここに踏みとどまれそうに感じる。中国は封じ込めに成功。韓国も同じく成功しつつある。

100万人当たり死亡者数
Tier1
イタリア 165.8
スペイン 127.9

Tier2
ニューヨーク 37.4
オランダ 37.3
フランス 35.5
スイス 30.5
ベルギー 30.5
イラン 30.0

Tier3
イギリス 15.0
ポルトガル 9.8
アメリカ 6.7
ドイツ 5.2

Tier4
韓国 2.8
中国 2.3
カナダ 1.6
イスラエル 1.4
トルコ 1.3
オーストラリア 0.6
日本 0.4

データ元
https://twitter.com/necoodi3/status/1244059609276379137?s=20

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