なぜ、スリランカ|博多幸福論#024
福岡に来て初めて知った味、それはスリランカカレー。
いや正確に言えばスリランカカレーを食べたのは初めてではない。
それほど経験は多くないけれど、関西でも美味しい店に何度か行ったことがある。
しかしですよ。
福岡に来て数ヶ月経ち、そろそろ「博多名物」とかじゃなくてもっとローカルな美味しいものが食べてみたいなぁと思い始めた頃。
出会ってしまったのですよ。今となっては二週に1回通うほど気に入ってしまった「九州の」スリランカの味に。
初めて行った日は、残暑がつらくてまだヒーヒー言っていた。
お店の前で「どうですかー!」と元気に声をかけてくれた店員さんにのせられて、ものは試しと入ってみたのが始まりだった。
ドアを開けるとぷわぁんとスパイスの香りに包み込まれて、もうそれだけで暑気払いしてもらってるような気分。
店内はピカピカに手入れされていて、壁には仮面がびっしり並んでいる。
なんとなく、なんとなくですよ。
初めてのお店に入った瞬間に、第六感と言いますか、インスピレーションと言いますか、五感だけでは察知できない旨さの霊気を感じて「おっここはいけそうだな」と思うことって、ありますよね。
まさにここはそんな霊気が漂っていました。
そして目の前に霊気の正体が置かれた瞬間。
これはもう答え合わせ。
一口啜って、頷くしかない。
君たち出汁、コク、スパイスだね!withチキン&ポテーィトゥ!!
夫が選んだスリランカスタイルのプレートはアチャール全部が、う、うぅ、、旨い!
どうして?なんで?なぜここにこんなに美味しいスリランカカレーが???
調べてみると、どうやら九州ランカという言葉まであるほど、福岡にはこのスタイルのスリランカカレー店が多くあるらしい。
私は最初に入ったスリランカ西新が自分的に大ヒットだったのでこのお店をリピートすることが多く、実は九州ランカ発祥の店と言われるヌワラエリアにはまだ行ったことがない。
その代わりに先日、Rスリランカのインスタ映えする写真に釣られてあのボリューミーな一皿を食べに行ってみた。
お店には11時半頃に着いて、外で少し待った。
外に置いてあるメニュー表には、豚カタロースステーキが200gのってるカレーが1300円と書いてある。
200gも食べられるだろうか。そしてこの安さは一体何。
間も無く席に案内されて、ちょっと気になった黒ゴマサラダと、やはり一番美味しそうな写真を撮りたかったので、200g豚カタロース!いきましたよ。
黒ゴマサラダって今まで見たことのないようなスリランカのサラダが出てくるのかなって想像してたんだけど、よく見慣れたスタイルのサラダに黒ゴマがかかっているだけでした。
程よいサイズの前菜で準備運動が終わった後はお待ちかねのカレーだ!!!
この盛り付け、絵心あるなぁ。
食べても食べてもお肉が無くならなくて、ルーはおかわりしてしまった。
ここはなんと言ってもこのボリュームとコスパの良さですね。
もう少しスパイスを感じたかった。
個人的には、カレーはスリランカ西新のほうが好きだった。
まだまだたくさんあるスリランカカレー店、来年は1ヶ月に1回ぐらいのペースで新規開拓していきたいと思います。
そしていつかはスリランカで本場の味を食べてみたい。
好き。
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