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エンジョイ☆カラオケ〜おともだちといっしょ編〜

上手い下手は別として歌うことが好きだ。楽しそうに歌っている人を見るのはもっと好きだ。その理屈でいけば仲の良い友人とカラオケに行くのは文句なしに楽しいことであるはずなのだが、軽いトラウマ(次段落参照)を抱えた私は色々な事を考えながら歌った結果、不完全燃焼で「もったいないなあ」と思いながら家路につくこともしばしばである。

私のへなちょこな歌唱力で誰も知らないバラードを歌い上げたとしても聞いている人はまず楽しくない。自分も楽しくない。 好きな曲の中でも「難易度が鬼のように高い曲」「歌声にワザがないと映えない曲」「完璧に歌い切らないと面白くない曲」などの分類があることを知らず、初めて友人に誘われて行ったカラオケで かまぼこや月影、チョコレート(まじかよ)果ては夕立ちまで披露したことがある。私がどれだけスベったかは想像に難くないだろう。そのせいかどうかはわからないがそのメンバーでカラオケに行くのは最初で最後になってしまった。

本記事は私がそのような地獄を二度と見ないためのプレイリストである。かなり具体的かつ個人的なリストになるので参考になる箇所などミリもない事が予想されるが許されるだろうか。それでは早速いってみよう。


一曲目 ゆず 「恋の歌謡日」

「なんとしても一曲目にゆずをねじ込みたいがマイナーすぎると悪夢再来、でもいきなりメジャーな曲だと喉がイカれちまう」とうわがままな私にオススメなのがこれ。いきなりコアじゃん。と思われるかもしれないが音域もちょうどいいしテンポも遅すぎなくて歌いやすい、そしてなにより割とウケる。絶対に「これゆず?」と尋ねられる。してやったり。本人映像かどうかきちんと確かめてから曲を入れる事と魂込めて潤子を演じる事に留意すればいいスタートが切れるだろう。


二曲目 ポルノグラフィティ「アポロ」         

三曲目 back number 「高嶺の花子さん」

次の曲からはテンションを上げつつ喉を温めたいので、知名度が高く気持ちよく声が出るこの二曲をチョイス。高嶺の花子さんは一人で歌うよりみんなで歌うのが好き。

四曲目 ゆず「シシカバブー」

テンションを爆発させても浮かないくらい場が温まったらここで趣味の一曲。MVを見るためにだけ入れると言っても過言ではない。だってちゃんと歌うとなったら物理的にきついんだもの。大体北川さんがJKになるところと岩沢さんが兵隊になるところで「カワイイイイイ‼︎‼︎」と絶叫する。引かれたらもうそこまでかもしれないが私がノリノリだと結構みんなも圧されて「シシカバブー!」の後の「ヘイ!」を言ってくれるので今のところやめることは考えていない。(優しい友人たちである)

五曲目以降

自由な空気になってきた。一番楽しいのはここから三時間くらいだろうか。以下はまだ喉が大丈夫で楽しさもピークのうちに歌っておきたい曲たちだ。歌手別に紹介する。

【ゆず】

「第九のベンさん」                                            音がないところの「ガッテン崩れ落ちそうな世界 スッテン転んでばっかだけど」の北川さんをどこまで再現できるかが楽しいポイント。

「GO★GO‼︎サウナ」                                 水風呂ッ!ワーーーーーオワーォワーオワーーーーーオ!!シシカバブーの私が許されたなら多分もう何しても大丈夫。終わり方がフェードアウト系なので頃合いを見て自分で演奏停止ボタンを押すのがいいと思う。

「夏色」                                                   誰がなんと言おうとこれだけは外せん。1.15倍速が理想。


【ドリカム】

「うれしい!たのしい!大好き!」           超きついけど楽しく歌える。多くの場合、映像がダサい。

「どうぞよろしく」                                 これを色っぽく歌えるようになりたいんだ私は。「同時に電話し合ったり…」からが勝負だと思っている。一番最後の「どうぞよろーしくー」の前の短い息継ぎは練習しないと出来ない。(出来ない)

「ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜わたしたちの未来予想図〜」                                        入りが命。絶対に失敗できない。


【サカナクション】

「新宝島」                                                ステップ踏むぞ。チアもやるぞ。サカナクションでカラオケ映えするのはこの曲と「忘れられないの」、あとギリギリ「多分、風。」くらいだろうか。(スプーンと汗とか超好きだけどさすがに無理)タンバリンやマラカスとの相性も良いから友人にそれぞれ持たせて振ってもらう。


【いきものがかり】

「気まぐれロマンティック」                      MVかわいすぎない?きれいに歌えないけど入れる。だってかわいいんだもの。


【perfume】

「ナチュラルに恋して」                             いやかわいいんだわ。あまり詳しくないがperfumeで好きなMVツートップはこれと「Cling Cling」。


かなり仲の良い友人たちといる時はこのタイミングでニックカーショウの「The Riddle」(ほんとに誰も知らないし私の声だと全然映えない)とか くるり(「奇跡」を歌うと「チオビタ!」と言ってもらえる)を何曲か入れたりする。

〆はこれ

「旅立ちの日に」。みんなでガチ合唱しておしまい。それぞれのパート分けしないと「このひろいー」「…」「このひろいー」「…」と無言の時間が生まれてしまう。まあここまで来たら何やっても楽しいからそれはそれでいい。

晴れ晴れとした気持ちで店を出る。熱い頬を夜風で冷ましながらガラガラの声で笑い合う瞬間は最高に幸せだ。カラオケは贅沢な遊びなのであまり頻繁には出来ないがそれがいいのだと思う。次までにまた歌える曲を増やしておこうと約束して解散する。

満足。

次回予告「エンジョイ☆カラオケ〜ひとりで暴走編〜」

今回歌えなかったゆずを満身の力こめて爆唱したい。乞わぬご期待。

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