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手放す勇気

抱えるモノは最小限に。
家も服も趣味も家具も理想も、
軽やかに暮らし続けるには身軽がよい。
抱えるモノが多いと判断に迫られる大事な場面で躊躇する。
そんな感覚に唸ることが多くなってきたのは歳35が過ぎる頃。
家族が増えて、責任も増えた。
体力と引き換えに身が重くなる。
悩みが滞り、心が目詰まりしているような窮屈さを感じる。

無くしたくない失いたくないモノがたくさんあるより、
極ひとにぎりの大事があればわたしは十分なんだと価値観の転換からいっきに手放す勇気が生まれたのは時間がかかって歳40がすぎる頃。
埃しかまとわないような何時かいつか使うはずと幻想を抱く品にはお別れを。
そんな風にお別れできるようになりました。
リユース先を見つけては断捨離三昧。爽快だ。

母が実家を手放す準備に入ったのは歳73をすぎる頃。
わたしも目指す先は自宅を売る時。
血流がよくなり、すごく身軽になるだろうなーと思う。
何より得体のしれない不安から解消されるような気がする。

壊したくないモノを抱える緊張感からの大開放はまだまだ先ではありますが。


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