違い

価値観の違い
環境の違い
年齢の違い

いろんな違いがあるけれど

それが対等であることと同義だと疑わずに
同じ基準を他人に求めた末路

相手の決意を前に
止めるべきか送るべきなのか
わからず黙り込んでしまった

答えより先に涙が出た

純粋に悲しくて
自分が招いてしまった結果なのだと
自分のせいで相手を悲しませてしまったのだと
一緒では辛いと思わせてしまったのだと

静かに嗚咽を漏らした

当たり前ではない状況に
やってくれるからと甘んじて
流してくれるだろうと
心無い言葉を発した

楽しい別れでありたかった
次が待ち遠しくなるような

でも自分のせいでそれが難しくなった

無理に嫌われようとする相手を見て余計に心が痛くなった

そんな事言わないでと
心の中で叫んでいた


消滅した先なんて考えられなくて引き留めてしまったけれど、これが正解なのかはわからない

かえって相手を苦しませてしまったのではないか

悲しませたいわけじゃないと言われた
その優しさにまた甘えて、つけ込んでいる自分がいる

一緒にいることが当たり前になっていて、今まで好きだったものにもあまり興味がわかない

それではだめだと諭されても、日々重くなる割合はとうの昔に半分を超えている

久しぶりに一人は嫌だと実感する

今後はもうあまり会えないと思う

できるだけ一緒にいたい、とは言ったが
相手の未来のために
それぞれの道を進まなければならなくなる日が来るのかもしれない


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