私の山歩き(低山編)
このnoteを覗いていただきありがとうございます。山歩きと写真を趣味としてるyamadagawaといいます。登山を始めてかれこれ十数年、昔は北アルプスに憧れ高い山ばかり登っていましたが、最近は近場の低山を日帰りで登ることが増えました。アプローチが簡単、日帰りで登れると理由は幾つもありますが、何より低山の魅力に気付いたということが最大の理由。今までに登った山の写真とともに私が感じた低山の魅力を語っていきたいと思います
針葉樹の森から
私が主に歩く低山は三重県から滋賀県にまたがる鈴鹿山脈。ここは登山口からは針葉樹の森から始まります。背の高い杉や桧が目に入ってきます
針葉樹の森は光が地面に届きにくいため、天気が思わしくなければ暗い鬱蒼とした雰囲気となります。ジメジメとしており、ただ黙々と歩みを進めるなんて時も。それは低山でしか体験できないことなのかもしれません
しかし、天気に恵まれれば木々の間から洩れる木漏れ日が気持ち良い森になります。
木洩れ日に照らされた下草がハイライトになっていて、ふと足を止めて見入ってしまい、なかなか先に進めないなんてことも(笑)
針葉樹の森から広葉樹の森へ
薄暗い針葉樹の森を黙々と登っていくと急に明るくなる瞬間があります。これが針葉樹から広葉樹の森への切り替わり
光溢れる森への入口。私は低山を歩く時、この瞬間のために登っていると言っても良いかもしれません
針葉樹の森と対称的な雰囲気の広葉樹の森。この対比が低山の醍醐味のひとつ
広葉樹の森
新緑の時期は鮮やかな緑溢れる森、紅葉の時期は赤黄色と色ずく森、初冬では葉が落ちて登山道を落葉が埋めつくします
本格的な冬になれば綺麗な雪景色。天候が良ければ光溢れる森の中を歩くことができます
新緑の時期はマイナスイオン全開の森に癒されること間違いありません
秋はあたり一面が紅葉に囲まれるような山も。涸沢の紅葉とは一味違った山の紅葉が楽しめます
初冬では落葉してしまうため、葉のある時期では見られないような展望が開けていることもあります
そして稜線から頂上へ
稜線へ出ると景色が一変します。背の高い木々がなくなり周囲が見渡せる素晴らしい光景が広がります。頂上へ続く道がはっきりと見え気分が上がります
低山だって景色良いんですよ!
山によっては頂上が樹林帯の中なんてことも。それも低山の楽しさかもしれません
三重県から滋賀県に連なる鈴鹿の山々は頂上までの綺麗な稜線のラインが見られます
時には低山と思えない荒涼とした、まるで北アルプスのような光景が広がることも
稜線からは街を見下ろすことができ、ああ、ここまで登ってきたんだなと自分のいる場所を実感できます
鈴鹿山脈では空気が澄んでいれば北アルプスが見れることも
風が弱ければ頂上付近で山メシやコーヒーを飲みながらのんびりなんてことも低山の楽しみ方のひとつ
低山には北アルプスのような圧倒的な景色はありませんが、ゆっくりと森や山を堪能しながら登るという楽しさがあります。近くに良い山がないと思っているみなさん、案外近くに素敵な山はありますよ!
今シーズン登った低山をいくつか
滋賀県 伊吹山
三重県 竜ヶ岳
長野県 富士見台高原
三重県 入道ヶ岳
三重県 藤原岳
滋賀県 霊仙山
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