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山の紅葉2023

街中で見る紅葉に比べると、山の紅葉は彩り豊かな印象があります。
普段見ることができない色とりどりの世界を求めて、私は秋の山を登っているのかもしれません。
今シーズンは定番の北八ヶ岳、それからこれまた定番ながら私の住んでいる愛知県からだと少しハードルの高い山梨県の大菩薩嶺へ紅葉狩りに行ってきました。

2023.10.19 北八ヶ岳

コースは紅葉の名所で有名な白駒池をスタートし、にゅうを回り高見石小屋を経由し下山するというもの。観光地で紅葉のシーズンということで平日ながら駐車場は満車に近い状況でした。ここには観光バスも乗り付けれるんですね、、、

入り口の白駒池の標識。原生林の中に紅葉がちらほら
白駒池の紅葉は見ごろより少し前ぐらい
まぁ、何度も見ているし、今回のメインではないので横目で見て過ぎ去りました

白駒池からにゅうへ上がると、素晴らしい光景!
この日は当初天狗岳まで歩くことを予定していたのですが、この景色を見て満足してしまい、高見石小屋経由の下山に変更しました。

にゅうへ至る道を登り、視界が開けたらいきなりこの光景
訪れる人みんな感嘆の声を上げていました
硫黄岳がよく見えます。にゅうは何度も訪れているのですが、展望が開けたのは今回が初めて
北八ヶ岳らしい苔、石、森の光景
高見石小屋のあげぱんはマストなのかもしれません
白駒池の遊歩道にて
原生林の苔と紅葉が不思議と目を引きました

中央道への帰りの道中、メルヘン街道沿い横谷渓谷にて
ふと気になり立ち寄ったのですが、天気の良さもあり、とてもきれいな紅葉が見れました


2023.10.25 大菩薩嶺

翌週は山梨県にある百名山のひとつ大菩薩嶺へ
稜線の展望が抜群とのことでしたが、登山口から紅葉真っ盛りで足がまったく進みませんでした(笑)

いきなりこの光景はずるい(笑)

行程はロッジ長兵衛(上日川峠)をスタートし、福ちゃん荘から唐松尾根を経由して大菩薩嶺へ。その後大菩薩峠から福ちゃん荘へ戻るルートです。
唐松尾根が少し急ではありますが、登山道は整備が行き届いておりとても歩きやすい。さすが首都圏から最も手軽な百名山といわれるだけはありますね!

大菩薩嶺へ至るルートの分岐点にある福ちゃん荘
売っていたりんごが美味しそうで買ってしまいました(丸かじりで食べました)
苔と紅葉が目を引きました。古い森のような印象を受けます
展望が開けると富士山がドーン!
大菩薩嶺は八ヶ岳より富士山が近いのでより大きく見えます

大菩薩嶺の山頂付近は森の中。大菩薩峠への稜線より標高が高いのにこちらの方が森が深いのです。八ヶ岳の北横岳と同じ逆転現象が起きています。おそらく大菩薩峠の方で火山活動があり、山が新しいのではと予測されます。

山頂へ向かう登山道。深く古い森を感じさせます
山頂は展望なし。こんなところは恵那山を想起させます

雷岩から大菩薩峠への稜線は展望抜群の気持ちの良い道。鈴鹿山脈の竜ヶ岳のような稜線で、歩きやすく展望もよい。最高!

大菩薩峠へ続く稜線路
稜線からも真っ盛りの紅葉が望めました

賽の河原付近は火山性の石がゴロゴロしており、少し違った雰囲気。植物も少なく、山自体が新しいようです。この付近で火山活動があったのでしょうか。そんなことを考えながら歩くのも楽しいですね

鳥海山の賽の河原と同じような雰囲気のエリアです
植物はまだ乏しく、高木はまったくありません
山頂よりずっと展望がよく、もしかしたらこちらの方が山頂より有名な場所なのかもしれません。

午後の天気が思わしくない予報があったため縦走を大菩薩峠でやめ、下山しました。そこからは紅葉の森を抜け出発点の上日川峠へ

曇天の紅葉も落ち着いた雰囲気が心地よく感じます

下山後は山梨名物のほうとうをいただきました!

この時期は涼しくなったこともあり近場やいき慣れた山を登ることが多いのですが、歩いたことのない道の山へ行くと思いもよらない景色や山様が見れ実に楽しいですね。今回、思い付きの遠征でしたが大満足の山歩きでした!

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