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【香港島の書店】Books & Co.@ミッドレベル

赤茶色のレンガに緑の窓枠と英国風な外観のBooks & Co.(華洋書莊)。ハリーポッター映画に出てきそうな店構えは、通りの中でも目を引く存在です。香港島中心部の高台ミッドレベルの柏道沿いにあり、周りには住宅街ほか聖士提反女子中学(聖ステファン女子中学)や香港大学がある文教エリア。通常ならば、通りは登下校する学生で賑わっているのですが、訪ねた時は新型コロナ第4波で学校は休校中。平日の午後の通りは静かでした。

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ドラマの撮影場所として使われることもあるそうです(2020年冬、ViuTVのドラマ『二月廿九』。主人公のアルバイト先)。私の友人が訪ねた時は、店内でウェディングフォトの撮影中だったそう。

Books & Co.は2000年開業。もともとはCoffee Bookという名のコーヒーショップで、本は付属的な存在だったそうです。2007年に現オーナーのJamesさんが店を引き継いだ後、内装に手を加え、現在の書店がメインのスタイルになったとか(周家盈『書店日常』より)。

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店内に入ってみると、本が予想以上に多いのに驚きました。窓側に書架が並び、中央から奥は横積みの本の山が続いています。でも不思議と圧迫感のない配置。店番の女性に尋ねてみると、Books & Co.は古書を取り扱っており、その数約5万冊。多くは洋書(英文)で、2〜3割が中文書とのこと。ラインナップは、歴史、文学、政治、経済、旅行、写真、漫画と幅広く、ペンギンブックスの本も目立ちました。さらに懐かしいCDやDVD類も。

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店内ではパスタやサンドイッチなどの食事、ドリンクやケーキも提供しています。飲みながら店内の本を読んでいいとのことで、カフェラテをオーダー。かわいらしい装丁の董啓章の本を見つけたので、ラテをいただきながら眺めていたら、あっという間に1時間が経過していました。結局半分近く読んでしまったので、続きが気になり、この日は董啓章本を購入して帰ることに。古書なので50ドルとお安かったです。

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コーヒー豆からひいて淹れてくれたので、ラテも美味しかったです。

静かな店内には心地いいジャズ音楽も流れていて、読書に没頭できる環境。1日ゆっくりここで過ごしてみたい、そんな気分にさせてくれるBooks & Co.でした。

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Books & Co.(華洋書莊)
10 Park Road, Mid Levels, Hong Kong 香港半山柏道10號
https://www.facebook.com/BooksAndCo/

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