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透析患者のコラム

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とある透析患者の運動事情

※画像はイメージです。 腎臓病患者、透析患者といえば以前は「激しい運動は控えて、静かにしてください」といわれていたものですが、昨今の腎臓病界隈はちょっと変わってきています。 とはいえ、すべての人がこれからお話する内容に当てはまるわけではありませんし、あくまで個人的な体験なのでご了承ください。 腎臓病発症前の運動もともと運動は好きではなく家に籠りがちでしたが、それでも5、6年ほど前(腎臓病が発覚する前)は自宅がOBPや大阪城公園に近かったこともあり、距離にして短いときで1

とある透析患者の食事事情:塩

【ご注意】 この投稿はあくまで個人的な見解です。 個人の体質や合併症、透析環境、投薬状況によって大きく異なりますので、ご了承ください。 なぜ減塩?IgA腎症とわかってから、腎不全保存期の頃は減塩・低タンパク・低カリウムとなかなか食事のやりくりは大変でした。 まぁ、一番大変なのは低タンパクなんですが、それは保存期と透析導入期の頃までで、現在はむしろモリモリとってます。 ただ今でも気をつけているのは減塩。 腎不全になる前の血圧を覚えていないのでなんともいえませんが、診断され

とある透析患者の透析事情2

【ご注意】 この投稿はあくまで個人的な見解です。 個人の体質や合併症、透析環境、投薬状況によって大きく異なりますので、ご了承ください。 終わらない止血透析導入時の総合病院、維持透析開始時のクリニックと、基本的に透析時間は3時間でした。それでも透析開始当時はすごく身体が楽になることを感じましたし、1年間の食事制限のあとだったので、普通に食事できることはありがたかったです。 それでもなお、リンやカリウムをコントロールするため多少の食事制限はありましたし、1日に2つほど打ち合わ

とある透析患者の透析事情1

【ご注意】 この投稿はあくまで個人的な見解です。 個人の体質や合併症、透析環境、投薬状況によって大きく異なりますので、ご了承ください。 IgA腎症からの透析導入以前にも記載しましたが、透析の原疾患になったのは指定難病のIgA腎症です。発覚したときには既に手遅れの状態で、GFR区分でいうところのG5と末期腎不全。もうあと5年早ければ手の施しようもあったのかもしれません。 ただ私の場合はクレアチニンは2.5程度、年齢も40歳を過ぎていました。 仮にステロイドパルスの治療を選択

とある透析患者の食事事情:リン

【ご注意】 この投稿はあくまで個人的な見解です。 個人の体質や合併症、透析環境、投薬状況によって大きく異なりますので、ご了承ください。 食事制限(蛋白質制限)は必要?IgA腎症と診断された腎不全保存期の頃は蛋白制限が厳しく、1日何単位と決めて食事制限。空腹感を補うためにきのこ類を足したり、白米を多めにしたりと努力の甲斐も虚しく1年で透析導入に至りました。 この頃はクレアチニンの値はどんどん上がるし、蛋白制限しても悪化が止まるわけではなかったので、食事制限の意味あるのかな?

料理初心者が始めた、緩い減塩料理生活

はじめまして。イワサキと申します。 普段はPPnRという会社の代表をしており、HPやECの企画、制作、運営アドバイザーをしていますが、Happy Kidney Beansという、腎不全・透析患者さん向けのFacebookページも運営しています。 2015年末、IgA腎症により慢性腎不全に、1年間の保存期を経て2017年から人工透析を導入。2018年4月にクリニックを転院し6時間の長時間透析へ。 11月からは8時間のオーバーナイト透析へ移行します。 この長時間の透析のおかげで