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【第二章】泣き虫少年がゴミ拾い生徒会長になったわけ

おはようございます。北村優斗(きたむらゆうと)です。

昨日投稿した記事がありがたいことに想像以上に反響があったので早速第二章で中学時代の回想をしていこうと思います。

希望に満ち溢れた中学入学と転落

無事信大附属中に合格した僕は天狗になり、「チャレンジやってるし、勉強しなくてもそこそこ通用するだろう」と思っていました。そして、まだ友達が少なかったこともあり、入学して1か月くらいは平日は朝4時に起きてゲームをし、週末は小学校の友達と朝から晩まで善光寺の御開帳に行き、3DSのすれ違い通信をして遊ぶ日々。

そんな生活を送っていればもう見当はついていると思いますが…

なんと1番最初の中間テストで学年200人中190番をとってしまいます。

全ての教科で平均点を下回り、友達にも見せられないほどの点数だったので、悔しいというより恥ずかしくて恥ずかしくて耐えられませんでした。

そのテスト以来、人生で初めて危機感を持って勉強するようになりはしましたが、なかなか成績は上がらず…部活として始めたソフトテニスや母の携帯にインストールしたパズドラに熱中し、勉強は二の次、という生活が続きました。今年は受験生になるし、そろそろ勉強に力入れなきゃな…と考えていた中学2年生の1月。運命の出会いをします。

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そう、安河内哲也さんの著書「できる人の勉強法」との出会いです。

母が自分の勉強のために偶然買ってきたのですが、それがよかったらしく、僕にも勧めてくれました。それまで自己流の勉強法や生活リズムで過ごしてきたのですが、この本を学校の朝読書に時間に何度も何度も繰り返し読んだことで、僕の勉強への概念、取り組み方は一転します。内容に関してはぜひお読み頂きたいのですが、一番印象に残っているのは

「早寝、早起き、早うんち」

が勉強の基本だよ、ということです(笑)

この出会いをしてから、勉強への取り組み方を変え、生活リズムも朝型にシフトさせてから成績は急上昇。3年生になってからのテストでは学年30位以内を安定してとれるようになっていました。

学友会役員の友達への憧れ

勉強も軌道に乗り始めた頃、同学年の友達が学友会(僕の学校では生徒会のことを学友会と呼んでいました)役員になりました。僕は当時、発言も全くしていなかったし、リーダーシップのかけらもないような普通の中学生だったので役員には選ばれなかったのですが、彼らの活躍する姿を見てとても憧れました。何か力になりたいと思いました。そこで自分なりに貢献しようと思い、始めたのが

学友総会での意見

です。毎回総会の前は誰よりもみっちり議案書を読み込んで、ルーズリーフ一面に原稿を書いて臨んでいたのを覚えています。それまでは全校の前はおろか、授業中でもほとんど発言しなかった僕が一気に発言の鬼になったのだから、「憧れ」の力は凄まじいな、とつくづく感じます。今生徒会長になってみて、意見することが貢献ではなく、ただの恐怖でしかなかったことに気付きましたが…笑

しかし、学友会を通じて養った「意見する力」というものは僕の活動のきっかけでもありますし、今でも大きな武器になっています。

政治家の追っかけは漫画がきっかけ…?

ここからは僕の中学時代の校外活動の話をしたいと思います。その活動は簡単に言えば

政治家を追いかけて意見をぶつける

というものです。おそらく99%の方が「なんで中学生が政治家の追っかけを?」と思ったことでしょう(笑)でも、それには今の活動にもつながるちゃんとしたルーツがあるのです。

北村家では「日本の歴史まんが」しか漫画は買ってもらえませんでした。しかし、おばあちゃんの家や病院の待合室などに置いてある様々な漫画を読んでドはまりした僕はどうにかして無料で漫画が読みたい、そう考えました。そこで思いついたのが

あんずちゃん

新聞に載ってる漫画を毎日集める、ということでした。4コマしかないのですが、僕にとってはこの漫画を読むのが毎日の些細な楽しみで、毎日そこだけ切り取って集めていました。そうもしているうちに、徐々に他の記事にも目が行くようになります。当時は北朝鮮が核実験を頻繁に行っていたいたり、シリアでの内戦が過激化していたり、パリでテロが起こったり…世界各地での惨劇を記事を通して目の当たりにして、

なんで生まれたところが違うだけでこんなに生活に差が出るんだろう

と考え始めます。そして、

世界のどこに生まれても、自由に好きなことができる世界を創りたい!

と思うようになりました。それにはまず、もっと社会問題や政治について勉強しなきゃいけないな、そう思っていた僕は中学3年生になると始まる公民の授業を心の底から楽しみにしていました。

そして迎えた初めての公民の授業。案の定、先生の話も教科書も自分の知らない世界が広がっていて、とてもワクワクしました。しかし、友達と話していると、「公民つまんなかったね~」「眠かった~」との声が。ワクワク以上に、周りの友達との温度差へのショックが勝りました。

その日の帰り、いつもは通り過ぎてしまっていた政治家さんの街頭演説を立ち止まって聞いてみました。すると、それに気づいてくれたようで声をかけてくれました。それが初めて政治家の方に、自分の社会や教育に対する意見をぶつけた瞬間でした。話しているとどんどん話は広がっていって、自分の知識や考えも広がっていくような不思議な感覚でした。

これにはまってしまった僕はその後も選挙があるたびに選挙カーを追いかけ、信号で止まったところで「ちょっとお話聞きたいんですけど!」と交渉し、中学の時だけで約30人の政治家さんとお話しすることができました。中でも嬉しかったのは長野一区の衆議院議員篠原孝さんとお話しできたこと。選挙前日にも関わらず、一人の中学生の意見にも耳を傾けてくれる寛大さにとても憧れました。僕の中で

「政治家さんと話すの楽しい!」

という思いは徐々に

「自分も政治家になれば、世界のどこに生まれても、自由に好きなことができる世界を創れるんじゃないか」

という考えに変わっていきました。

その夢が後に、僕の高校でも校外活動のきっかけにもなり、挫折の要因にもなることをこの頃は考えもせずに…

これが僕の中学時代でした!かなりアイデンティティが確立されてきた時期だし、あまりこうして綴ることもなかったので自分でもすっきりしています(笑)最終章となる次章では高校入学から現在に至るまでの進化と挫折の軌跡を刻んでいこうと思います。お楽しみに!

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