北欧ゆう

漫画屋さん 「ミツドモエ▽生徒会長ズ」「勇者名探偵」 「高橋さんが聞いている。」 h…

北欧ゆう

漫画屋さん 「ミツドモエ▽生徒会長ズ」「勇者名探偵」 「高橋さんが聞いている。」 https://nor-th.sakura.ne.jp/ https://www.amazon.co.jp/~/e/B077TR5WLC

マガジン

  • 小説

    漫画「勇者名探偵」の外伝小説です。https://www.amazon.co.jp/dp/B08C2RZHNF/

  • Twitter漫画まとめ

    たのしいマンガがいっぱいいっぱい

最近の記事

読んだ本

 これは私の個人的備忘録なのですが、この形が書きやすかったので紹介風にしました。 Humankind 希望の歴史  何となくとっつきづらい副題なのですが、聞こえのいい言葉で希望を振りまく本ではないです。  世界がヤバいのは前提が間違っているからではないか? という着眼点から、地道な調査に基づき、人間の本性についてより現実的な見方を提供し、冷笑主義的な意味合いを含んでしまっている現実主義という言葉の定義を改める試みの本。  未だに広く信じ込まれているミルグラム実験、スタ

    • 作者の存在について

       人間から夢を見る力が失われた。  ……と言う人もいますがそうではなく、今も常に全員なんらかのフィクションを信じつづげていることで社会は維持されているわけです。  以前にも少し別の場所で触れましたが、虚構と現実の境目が曖昧といった評価って、悪口として使う時はあんまり核心部分に到達してないと思うんですよね。悪いことをするのが悪いことなのであって、フィクションと実世界の境界が曖昧であることは、特に劣っている優れているとかではなく人間の平常なわけです。大規模な集合の成り立ち、多く

      • 短編小説『サイクロプスと解像度』

        ※漫画「勇者名探偵」収録 第三話「はだか以上の王様」の後日譚です。  街の公園に怒号が炸裂する。 「舐めてんのかてめえ!」  カサカサの肌のやせぎすの人間の男が、ツヤツヤした肌の健康そのもののサイクロプスの男、つまりひとつ目の巨人に胸ぐらを掴まれて怒鳴られていた。  この公園にて、今まさに暴行事件の被害者になりかけている一人の人間こと、ギュスターヴ・ル・ガルニエは目を閉じて故郷の祖母を想った。  そういえば元気にしているだろうか。そういえば庭の野菜は育っているだろうか。

        • 4コマまとめ③

          Twitter(@hk_ou_yu)に載せたらくがきマンガのまとめ、その3です。

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        • 小説
          3本
        • Twitter漫画まとめ
          5本

        記事

          4コマまとめ②

          Twitter(@hk_ou_yu)に載せたらくがきマンガのまとめ、その2です。 8巻発売時とエイプリルフールのものです。

          4コマまとめ②

          短編小説『吸血鬼の自伝』

          ※漫画「勇者名探偵」収録 第二話「吸血鬼館の殺人」の前日譚です。  * * *  私が伴侶に見初められたのは、もう幾年も昔のことだ。  私はごくありふれた公爵家の次男坊だ。取り立てて話すところのない退屈な男だ。だから彼女の話をしよう。  彼女は現代の平均的な人間の感性から判断すると、お世辞を挟む余地もなく美しかった。その絶世の美貌からは、人間離れした冷たさすら感じられた。  それもそのはずである。彼女はお伽噺に登場する怪異であるところの、吸血鬼であった。  夜を歩き、

          短編小説『吸血鬼の自伝』

          その後の高橋さん①~⑤

           おもしろ漫画「高橋さんが聞いている。」の後日談4コマです。作者による二次創作になります。 新作漫画「勇者名探偵」も連載中です。 北欧ゆう(Amazon著者ページ)

          その後の高橋さん①~⑤

          4コマまとめ①

          Twitter(@hk_ou_yu)に載せたらくがきマンガのまとめ、その1です。 北欧ゆう(Amazon著者ページ)

          4コマまとめ①

          短編小説『五千回の縄跳び、竜の眠る場所』

          ※漫画「勇者名探偵」収録 「セント・ウェスト教区殺『竜』事件」の後日譚です。 「縄跳びを五千回ですか!?」  儀式用に拓かれた広場の隅で人間の子供が大声を上げた。  直後、自分の声の大きさが場に相応しくないと考えたのか、彼は申し訳なさそうに周囲を見渡した。子供は被っていた帽子を少し下げる動作をして、誰に対するでもなく非礼を詫びた。  この広場ではしばらくのちに葬儀が行われることになっている。私の兄である水竜・フロートアズールの葬儀だ。  私たちは竜族。人間の里、蘭敦より

          短編小説『五千回の縄跳び、竜の眠る場所』

          短編漫画『呪いの札』

          短編漫画『呪いの札』

          はみだし名探偵1~5(Twitter漫画まとめ)

           いつも応援ありがとうございます。はじめましての方ははじめまして。北欧ゆうと申します。  突然ですがスクウェア・エニックス社の月刊誌、月刊ガンガンJOKERで連載中の「勇者名探偵」という漫画をご存知ですか? 今知った? 本当にありがとうございます。  実はなんと、これは巷の噂なのですが、この『勇者名探偵』は魔王を勇者がブチ倒したあとの世界、もうドラゴンをブチ倒したら普通に犯罪になるので勇者を続けていられなくなった世界で、元・少年勇者様が、魔王討伐の旅路で出会った機械人形を

          はみだし名探偵1~5(Twitter漫画まとめ)