旅行_note_

ハンガリーに行った話 -ご飯が旨い編-

こんにちは、ヒカルヒカです。

ハンガリー旅行記②になります。ハンガリーに辿り着いたところで終わっている①はこちら。

さて、今回はハンガリーのご飯について書こうと思う。前提として私は食べる事が大好きで、「旅行の目的は旨いメシである!」といつも友人に宣言している。なんてうっとおしい女だろう。

そんなこんなでハンガリー料理をとてもとても楽しみにしていた。事前に調べてみたところ、「ハンガリーのご飯は日本人に合う」「旅行中ずっと食べても飽きない」とかなりの高評価。胸が躍る。

1.ハンガリーで出会ったビュッフェ

一日目、宿に辿り着いた私たちは疲れ切っていた。時差があるわけでもないのに。そして私は「ハンガリー料理とは?」については調べていたが、肝心のレストランを全くもって調べていなかった。計画性がないので。ちなみにこれは友人も同じである。

泊まったところはブダペストの中心地で、オーナーさん曰く「電車もバスも使わずに観光地は回れるよ!」とのこと。飲食店も集まっている。無理しないで近場で済ませようという決断に至った。文明の利器・スマートフォンを駆使して見つけたこのサイト。1項目目に踊る”ビュッフェ”の文字。食べるのが大好きな人間にとっては至高のことばだ。思考力も限界に達していたので、私たちは一発目で「ここにするか」と決めたのだった。

地元の人にも人気なお店のようで、着いたらほぼ満席状態。入れないか?と危惧したが端のカウンターみたいなところが空いていて運よく通してもらえた。行ったのは月曜日だったのでお値段なんと1290フォリント!(+ドリンク)100フォリント=約40円なのでおよそ500円!素晴らしい……!

ちなみに今フォルダを漁ってみたところなんと一枚も写真が残っていなかった。雰囲気を感じたい方は先ほど紹介したサイトをどうぞ。

ご飯は普通に美味しかった。「う、旨!!!!!!」というレベルではないが、「美味しいね~これがグヤーシュかあ」という感じだ。全く伝わらない。あと私は旨いものは分かるがまずいものは分からない。素材が駄目でない限り基本的には食べられてしまう。なのであまり過信しないでくれ。

ひとつだけ残念だったのが、料理の説明プレートがなく、自分が何を食べているのかイマイチわからなかったことだ。「これ美味しかったけれど、まずハンガリー料理?」というところからスタートした。仮にハンガリー語で説明が書いてあっても何一つ読めないのだけれども。

お手軽に、いろいろな種類のものを食べたいときにオススメ!

2.ブダペスト中央市場でのごはん

ブダペスト中央市場、ご存知でしょうか?

この素敵な建物の中にブダペスト中央市場があるのだ。なんと1897年に完成したマーケットだそう。ブダペスト中心地にあって、すぐ隣は大学。平日のお昼時だったからか、大学を出てこのマーケットに直行している学生が多い。

中の様子はこんな感じ。とーっても広い。二階建てになっていて、一階は食料品(青果・肉・土産物・チョコレート・お菓子・酒などなど)、二階は雑貨や服や用途がよくわからないものまで色々。

二階には屋台のようなものがズラリと並んでいて、ご飯を食べられる。私たちが食べたのはこちら。

手前がミートボールに蒸したじゃがいもが添えられたもの、奥は赤パプリカの中にごはんが詰められていて、チーズと共に焼いたもの。料理名は分かりません。そしてレモネード。これで千円いったかいかなかったかくらいだと思う。

ミートボール風のものはハンバーグっぽくて美味しい。ソースとじゃがいもがよく合うから、ぱくぱく食べられる。パプリカ詰めは最初肉詰めだと思って食べたらご飯が出てきてびっくりした。上にかけられているチーズがカリッカリだった。ごはんとパプリカとチーズのフュージョンが最高。

レモネードはどの屋台でも大きな瓶で作られて売られていた。私は炭酸があまり得意じゃないのだけれど、なんとこのレモネードは炭酸ではなかった。レモンとオレンジのさわやかさが疲れた体に染みわたる。

ハンガリー料理はほとんどにパプリカ(パウダーも野菜も)が使われていて、写真でも分かるように基本的に赤い。でも全部辛いわけじゃあない。土産用のパプリカパウダーは辛いものとそうでないものが二種類売られている。

ちなみにこのブダペスト中央市場でマジパンチョコも食べた。

こんな感じのカワイイパステルカラーがたくさん並んでた。マジパンってクリスマスケーキのサンタさんのイメージが強くて、あまり良い印象は持ってなかったけど(チョコだと思って食べたことが幾たびも)これとても美味しかった!甘すぎずって感じ。

オーストリア(ドイツでも売ってた)のお土産でよく売られているモーツァルトチョコもマジパン使ってるし、中欧の方はマジパンがお好きなのかしら。

あとは写真撮り忘れたけど、量り売りのクッキーも買った。バターたっぷりのホロホロクッキーで最高に美味しい。しかもビニール袋にどさっと入れてくれるから市場で買い物した感を味わえる。

3.美味しいレモネード

幸運なことに、ブダペスト滞在中天気がサイコーに良かった!ので歩くと暑い!!!

というわけで

再びレモネード登場。

ユダヤ人街にあるシナゴーグに向かうときに見つけた屋台で買った。フレーバーが色々選べたので、私はオレンジのミックスにした。市場での経験で、「ハンガリーのレモネードは炭酸じゃないんだな」と思い込んでいた私は、おもむろに炭酸水を注ぎ始めるお店のおじさんを見て内心絶望。飲んだけど。

暑い日差しの中で飲むサッパリレモネードは最高に美味しいので、春~夏にかけてブダペスト行く人はぜひ試してね!どこでも買える!

4.シシィの愛した老舗カフェでパフェ

”シシィ”の愛称で親しまれた、オーストリア=ハンガリー帝国・エリザベート王妃のお気に入りだったというカフェがブダペストにあります。その名もカフェジェルボー。カフェ文化はウィーンが有名ですが、その波はしっかりとブダペストまで届いていたよう。そしてなんと、唯一の支店が東京・青山にあるとのこと。全く知らなかった……。

本当はシシィが気に入っていたというケーキを注文しようと思ったけれど、周りのお客さんたちがみーんなパフェを食べている。90%とかじゃなくて100%のテーブルで。そりゃあ食べたくなっちゃうよね…ということで。

こちらのパフェを頂きました。(メニュー

ストロベリーパイナップルサンデー 2850FT(約1000円)

俯瞰で撮っているから少しわかりづらいけど、とにかく大きい。

2 scoops of strawberry ice cream, 1 scoop of vanilia ice cream, strawberry foam, vanilla foam, strawberry ragout, fresh pineapple, whipped cream

(公式ホームページより)

下の方がフレークだったりスポンジだったりするパフェはあまり好きじゃないけど、これは御覧の通り下までいちご! いちごアイスがさっぱりしてて、そこまで重くない。とっても美味しい。なによりこのボリューム・味を1000円で食べられるのがサイコー!

ブダペストを訪れた際は是非こちらへ、またそこまで行けない!という方でも青山の支店に足を運んでみては?

5. 見た目のインパクト大!チムニーケーキ

ハンガリー語ではkurtosh(クルトシュ)とも呼ばれている伝統スイーツ!

(写真、思いっきり自分の顔が映ってるのしかなかったから引用させて頂いた。)

「チムニーケーキ」という呼び方からわかるように、煙突のようなフォルムのお菓子。ちなみに中は空洞。通常サイズは顔よりも大きい。私が行ったときはちょうどなにかのマーケットが広場で開かれていて、十歩歩けばチムニーケーキのお店に出会うといっても過言ではないくらいたくさん売っていた。シナモン・ココア・バニラなどから選んだパウダーを振りかけてくれる。

端からくるくると剥がして食べる。外はカリッカリだけど内側はパンのような感じでもちもちしてて食感が面白い。クセになる。メロンパンのカリカリとふわふわのマッチ感が好きな人は100%ハマる。

日本ではまだ有名じゃないけど、いくつか専門店もあるみたいなので気になった方は試してみてくれ。何故か知らんが関西に店が多そう。

まとめ - ハンガリー飯はいいぞ! -

思ったより紹介できなかったが、ハンガリーのご飯は本当にいい。極端に偏食な人でなければ、「食べるものがない……」という事態にはまずならないと思う。あと、全体的に物価が安めだから「節約するためにこれは我慢しようかな……」ということにもなりにくいと思う。思う存分食べて欲しい。

今回載せていないが、帰る前に空港で食べたグヤーシュスープも最高に美味しかった。中欧諸国でよく食べられているスープだが、各国ごとに違いがあるらしい。ハンガリー版はやはりパプリカパウダー。赤い。写真ないけど。

ハンガリー飯はいいぞ!

追記

旅行記③を執筆した。よければどうぞ。


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