プレゼンテーション1

新生サンガで挑む 〜2020年J2予習「京都サンガF.C.」編〜

*サンガについての記事は「京都サンガF.C.の基本情報と移籍まとめ」から始まります。


はじめに

お久しぶりです。フォアリュッケンです。いよいよ今月23日からJ2リーグが開幕します。オフシーズンは色々なことがありましたね。私の応援するレノファ山口はもちろんその他多くのチームに選手の出入りや監督の交代があったと思います。

私自身、そういった移籍情報は極力追ってはいたのですが、2月1日の今現在全てのチームの陣容について頭に入っているわけではありません。というよりも入っていないことの方が多い気がしています。皆さんも自分の応援するチームについてはきっちり頭に入っていると思いますが、ライバルチームの陣容となれば「ソンナコトナイヨ」状態だと思います。

ならば、今年のJ2をより楽しむために、そして自分の応援するチームの立ち位置をある程度把握するために、開幕を3週間後に控えたこのタイミングで全てのチームの陣容と今シーズンの注目ポイントなどを整理してみてはいかがでしょうか?

ということで、本日2月1日より今年のJ2を戦うチームの陣容や注目ポイントを山口サポーターである私の視点で整理していこうと思います。本日から毎日午前8時に1チームずつ記事をアップしていきます。アップするチームの順番はレノファとの対戦順にさせてもらおうかと思います。ですから、今日がサンガ、明日がギラヴァンツ、21日がヴェルディとなり全てのチームが出揃ったところでラストの22日にレノファの記事を投稿する予定です。ぜひ最後までお付き合いください!

もちろん取り上げるチームに対して状況を全て把握しているわけではないのですが、把握をしている中で考察を行っています。そもそもの趣旨が「予習」であるために当該チームのサポーターの方が理解が深いことは十分に考えられます。もしそう感じた場合はできれば優しく教えていただけると嬉しいです笑。

それでは早速、レノファと開幕戦で対戦する京都サンガについて見ていきましょう。


京都サンガF.C.の基本情報と移籍まとめ

*サンガサポーターの方はぜひ感想をお願いします。「全然違うよ!」とか「その部分は多分こうなるはずだよ!」などといった意見を反映させてより理解を深めたいと思っています!

京都サンガの基本情報

昨シーズンの成績
リーグ戦8位(19勝11分12敗勝点68 得点59失点56) 
今シーズンの山口との対戦
第1節 2月23日(日) 14:00 in維新みらいふスタジアム
第30節 9月5日(土) 18:00 inサンガスタジアム by KYOCERA
監督・・・實好礼忠(新)

移籍情報まとめ

では、オフシーズンの移籍情報を確認しましょう。Football-LABさんの画像をキャプチャしています。

こちらが加入選手の一覧です(字が小さい部分はご了承ください)。新加入選手は13名、期限付き移籍からの復帰などを含めると総勢17名の加入となっています。

サンガ新加入

そしてこちらが退団となった選手です。期限付きからそのまま完全移籍となった磐瀬・菅野を除くと、昨シーズンから16名の選手が退団しました。

サンガ放出

これを見ると、かなり出入りの激しい印象を受けます。
退団選手でやはり目に止まるのが昨シーズン猛威を振るった3トップです。チーム唯一のリーグ戦全試合スタメン出場だった小屋松、2桁10ゴールを挙げた仙頭の完全移籍とリーグ8位の17ゴールを挙げた一美のガンバへの復帰(その後横浜FCへの期限付き移籍が発表)となりました。チームのトップスコアラー3人が揃って抜けるため大きな痛手となることは否定できないと思います。しかし、新加入選手を見るとその準備はチームとしてできていたのではないかと感じます。
新加入選手ではトップの選手としてウタカ、李、野田と上のカテゴリーでも実績を残している選手を補強し1.5列目気味のポジションも曽根田、荒木、中川とチームの中心になり得る選手を多く獲得しました。

全体的にはうまくリカバリーをしてさらなる上積みを期待できる良い補強だという印象を受けます。チームのスタイルや前線以外のポジションの移籍選手についてはこの後の今シーズンの注目ポイントで書いていきたいと思います。


今季の京都サンガの注目ポイント

①新たな京都のチームスタイルとは?
②やっぱり新スタ!サンガスタジアム by KYOCERA始動!!

①新たな京都のチームスタイルとは?

移籍の部分でも書きましたが、今季の京都で注目すべきは前線の選手が入れ替わることによるチームスタイルの変化だと思います。得点を取るという仕上げの部分を担う選手のキャラクターが変われば、当然チームとしての御膳立ての仕方にも変化が出てくると思うからです。昨季の京都はウイングの小屋松と仙頭が幅を取ってボールを持てば1vs1を仕掛けていき、1トップの一美が中で勝負する形が多かったと記憶しています。

しかし、今季新加入した選手の特徴を見ると、幅を取ったところからの1vs1勝負よりもペナ幅ぐらいのポジションから周りの選手と関わり合いながら狭いスペースで勝負する選手の方が多いと思われます。いわゆるシャドーやトップ下タイプの選手が加入してきたという印象です。山道強化部長のコメントからも前線の選手たちのある程度近い距離でのグループとしての関わり合いを重視していることが読み取れます。仕上げの部分にどのような意図を持っているかを昨季との違いを意識しながら見ていくと今季の京都のサッカーを楽しめると思います。

次に、その仕上げに至るまでの作りの部分、つまり中盤から後ろのところを見ていきましょう。ここの陣容に大きな変化はそれほど見られないと思います。昨季、途中出場も含めて30試合に出場した闘莉王の引退、29試合に出場した重廣の移籍はありましたが、それ以外の主力はほとんど残留しています。これに加え、森脇やバイス、飯田などの加入もあり層は厚くなった印象を受けます。特にバイスの加入は前線にボールを運ぶ上で新たなオプションをもたらしてくれるはずです。チームには庄司というチームの中心がいますが、バイスとどのようにして相乗効果を生み出すのかに注目です。

このように、攻守において基本的には新たな京都の形が見られるのではないかと感じています。そのスタイルがどんなものなのかをレノファとの開幕戦でしっかりと確認したいと思います。


②やっぱり新スタ!サンガスタジアム by KYOCERA始動!!

今季の京都ではこの話題は避けては通れないと思います。ベタ中のベタではありますが、やはり京都の新スタは楽しみですもん・・・。サッカー専用の新スタジアムということでサンガサポーターはもちろん多くのJリーグファンが注目していることと思います。

近年で言えば、2016年開業のパナソニックスタジアム吹田、2017年開業のミクニワールドスタジアム北九州以来の新スタとなります。ちなみに、ガンバとギラヴァンツの新スタ初年度のホーム戦の成績は、16年のガンバが8勝4分5敗(アウェイでは9勝3分5敗)、17年のギラヴァンツが9勝3分2敗(アウェイでは4勝5分7敗)となっています。こう見てみると、新しいスタジアムになったから勝てるとか勝てないとかは無さそうですが、サンガに関わるものとすれば新しいスタジアムでは負けないという雰囲気を作っていきたいはずだと思います。そういった意味では今季のサンガがどのような成績をホームで残すのかには注目したいと思います。

私としても新スタ初年度に行きたいなと思いますが、レノファとの対戦は9月ということでどうなるか分かりません。ひとまず皆さんのリポートを楽しみたいと思います!


今季の京都での注目選手!

最後に注目選手を1人挙げて終わりたいと思います。私が注目するのはピーターウタカです。その理由は先ほどからずっと述べている通りですが、新たな京都のサッカーが彼にどう点を取らせるかという設計を行うことを仮定すると、彼が期待通りに得点を量産できるのかが大きなカギになると思うからになります。
また、シーズン序盤はスタイルの確立、新加入選手との融合も含め思うよういかない可能性も想定されます。そうなった時にでもウタカは個人の能力で得点を奪うこともできるはずです。こうした部分で勝点を拾うこともJ1昇格を果たすためには欠かせないと思いますのでそうした意味でも彼の活躍には注目したいと思います。
同じような理由で次点には李忠成を挙げたいと思います。誰が1トップとして軸になるかは分かりませんが、軸になった選手がチームの設計通りに活躍できるのかといった部分が京都の注目点だと個人的には感じています。


まとめ

チームとしてのスタイルやフォーメーションなどどうなるか読めない部分が多いチームだなという印象を受けています。ただ、J1昇格を狙えるだけの戦力は整えたとは思います。それだけにチームとしての形を作っていく序盤戦にどれだけ勝点を拾うことができるのかが重要になるでしょう。レノファとの開幕戦ではその形というものがどのようなものなのかに注目して観戦したいと思います。


*文中敬称略
*画像はFootball-LAB(https://www.football-lab.jp/kyot/transfer/)のサイト内の物を使用しています。

*このnoteを書く上で参考にした記事はこちらです。


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