プレゼンテーション2

今年こそジェフは・・・? 〜2020年J2予習 「ジェフユナイテッド千葉」編〜

本日17日目の対象チームは、ジェフユナイテッド千葉です。今季のJ2で話題のチームの1つだと思います。シーズン終わった時にどうなっているか楽しみです。では、予習に参りましょう!


ジェフユナイテッド千葉の基本情報と移籍まとめ

「ジェフユナイテッド千葉の基本情報」

昨シーズンの成績 リーグ戦17位(10勝13分19敗勝点43 得点46失点64)
今シーズンの山口との対戦
第17節 5月24日(日) 14:00 in維新みらいふスタジアム 
第42節 11月22日(日) 未定 inフクダ電子アリーナ
監督・・・尹晶煥(新)

「移籍情報まとめ」

今回もFootball-LABさんのサイトより画像をキャプチャしております。

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こちらが退団選手です。ここに載っているのは全部で11人ですが、岡本、吉田、山本は期限付き移籍から完全移籍になったものであり、溝渕と杉山は昨シーズンも期限付きで別のチームに移籍していましたから、実質6人の退団と言えるでしょう。退団する選手の数は他のチームに比べて圧倒的に少ないと思います。
トピックとしては、佐藤勇人の引退が挙げられます。新たなリーダーの登場に期待です。
実質6人の退団選手の中で、昨シーズン最も出場機会が多かったのは、25試合1933分に出場したエベルトです。他のチームは、3000分出場した選手の移籍があったり、2000分以上出場の選手が数名退団したりなどがある中で、ジェフは主力をほぼ全員残留させていると言えます。
退団した選手の数や質を見ると、ジェフはここまで予習した17チームの中で最も継続色が強いと思います。

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こちらが新加入選手です。ぱっと見その数は多そうですが、その内5人は昨シーズンも期限付き移籍で加入していた選手ですから実質の数はそれほどでもないと思います。新卒選手では、見木本村も昨シーズン特別指定選手としてプレーしていますし、ユースからは世代別日本代表経歴を持つ櫻川ソロモンにが昇格しています。また、移籍組は実力者ばかりです。田口、川又、新井章太はJ1でその実力を証明した選手であり、山下敬大は山口サポなら誰もがその実力を知っている選手です。

全体的に、ここまでの17クラブで最も出入りが少ないという印象を受けます。ただ、少ない出入りの中でも実力者を多数獲得しており、今年にかける本気度を感じるオフシーズンになったと思います。


今季のジェフユナイテッド千葉の注目ポイント

①昨シーズンからの継続と変化の行く末
②尹晶煥監督のサッカーの構築


①昨シーズンからの継続と変化の行く末

先ほどの移籍の項で言及したことに関係してくるのですが、このオフでの出入りが少なかった点はどのように影響してくるのでしょうか。もしくは全く影響がないのでしょうか。そこが注目ポイントだと思います。

今シーズンの千葉は尹晶煥監督を招聘しました。これが昨年からの変化になります。ただ、選手自体は先ほど見たようにあまり変化はありません。つまり、監督は変化、選手は継続と言えるはずです。

この「選手は継続」という部分がポイントだと思っています。昨シーズンの結果だけを見れば、降格圏とは勝点差3の17位でした。千葉からすれば、最悪と言えるシーズンだったはずです。ならば、そのシーズンを送ったメンバーを変える選択肢があっていいと思いますし、そういった振り返りをフロントがしてもおかしくないと思います。

ただ、オフシーズンの動きを見ると、フロントは選手を変える必要はないと振り返ったことが推測できます。

1番最初に書いた出入りの少なかった影響というのは、17位で終えたシーズンのメンバーを継続し、監督だけを変えても結果が出ない可能性を意味しています。

まとめると、メンバーを継続しても監督を変え、やり方を変化させれば結果が出るのか、それとも監督を変えただけでは結果が出ないのかという点に注目です。私の意見は、前者です。継続とは言っても、一番後ろと真ん中と最前線にチームを変えるだけの力を持った3人(新井章太、田口、川又)を補強し、かつ結果に対してある程度の計算ができる監督を招聘したからです。

もちろん、多少のメンバーは変わっているので言い切れない部分もあると思いますが、今年のジェフは1つのモデルケースとなるのではないかと思っています。


②尹晶煥監督のサッカーの構築

今年のジェフのサッカーでは、ボールを持たされた時の対処も1つのポイントになるのではないかと思います。尹晶煥監督と言えば、ボールを持たないところからのサッカーを構築するイメージがあります。尹さんのチームは堅いというイメージが強いです。

今年の千葉でも、やはりボールを持たないところからのサッカーをまず構築してくるのでしょうか。ちばぎんカップの試合後のコメント(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200209-43478021-gekisaka-socc)では、「攻撃においても、守備においても足りない部分が多いが、まずは守備面を安定させないといけないし、しっかりと開幕に向けて準備をしたい。多くの期待もあった中、失望させてしまった部分については本当に申し訳なく思うけど、これから良いことが必ず起こると考えている」とあり、まずは守備面だという思いは伺えます。

ただ、J2の中でジェフは選手の質が高い方のチームであり、意図しなくても相手チームとの力関係でボールを保持する機会は出てくると思います。もちろん、意図的にボールを持たせてくるチームもあるかもしれません。そうなった時に、効果的に攻撃ができるのかどうかという点は注目したいです。もし、上位争いを演じるのであれば、ボールを持っても強いという点は必要だと思います。

それでも、守備からの構築となることは間違い無いと思いますので、まずはその構築がどれだけ早い段階でできるようになるのかという点に、その後ボール保持に注目していくのが良さそうです。幸いなことに、開幕して3試合はボールを持ちたそうな相手が続きます(琉球→町田→新潟)。尹さんが考えるステップにガッチリハマる相手のような気がします。ここでスタートダッシュを切れるようなものなら、その先も期待できるのではないでしょうか。


今季の千葉の注目選手

山口サポ的には間違いなく山下敬大なのですが、ここは新井章太とさせてください。私はフロンターレも好きであるためにこういった選出になりました。

正直、フロンターレを離れる新井を想像することはできませんでしたが、今回はこういった形で移籍となりました。フロンターレではピッチ内外を問わず大きすぎる貢献を果たしてくれていました。2ndキーパーという立ち位置が長かったと思いますが、いつでも新井がいてくれるという安心感は大きく、非常に頼もしい存在でした。

ですから、新井が選択したこの移籍は精一杯応援したいと思いますし、ジェフの絶対的な守護神として昇格に貢献してほしいと思っています。山口戦ではお手柔らかに願いたいですが、それでも本当に活躍してほしいと思っているので精一杯応援します。


まとめ

このオフにチームが下した昨シーズンの振り返りが果たしてどう出るのか!?この点を個人的に最も注目したいと感じました。今年のジェフこそやってくれるぞと今の段階では思っているのですが・・どっちに転ぶか分からないのがジェフだなと思う気持ちも多少はあります。果たしてその結末は・・


*文中敬称略
*画像はFootball-LAB(https://www.football-lab.jp/chib/transfer/)のサイト内の物を使用しています。

*このnoteを書く上で参考にした記事はこちらです。



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